
スマホ新法(スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律)の施行を受け、Appleが日本で「代替アプリストア(代替マーケットプレイス)」(App Store以外のアプリ配信手段)を利用できる仕組みを提供しました。
今回は、その第1弾として注目される「AltStore PAL」のインストール方法を解説します。
AltStore PALは、開発者のRiley Testut氏が手がける代替アプリマーケットプレイスです。EUに続き、日本でも条件を満たせばインストール可能になりました。
代替アプリマーケットプレイスを利用するには、iOS 26.2以降を搭載したiPhoneが必要です(日本ではiPhoneのみ対応)。
また、Apple Accountの国・地域設定が「日本」で、実際に日本にいる必要があります。デバイス側の地域設定だけでは条件を満たしません。

それでは実際のインストール手順を見ていきます。
まずSafariでAltStore PALの公式サイトにアクセスします。
「Download」をタップすると、マーケットプレイスのインストールに関する通知が表示されます。
通知をタップするか、ホーム画面から「設定」アプリを開くと、最上部(Apple IDの下付近)に「AltStore LLCからのマーケットプレイスを許可」といった項目が追加されます。これをタップして「許可」を選択します。
許可後はSafariに戻り、もう一度「Download」をタップします。続いて表示される確認画面で「インストール」をタップすれば完了です。ホーム画面にアイコンが追加されます。

AltStore PALの使い方は、ホーム画面に追加された「AltStore PAL」を起動します。
従来のAltStore(PCを使う方式)とは異なり、7日ごとの署名更新(PC接続)は不要です。アプリの更新もストア経由で行えます。

現時点で配信されているアプリはまだ限定的ですが、これまで別ルートが必要だったアプリを、公式の手順でインストールできるようになった点は大きな変化です。
Appleのエコシステムに加わった新しい選択肢が、今後日本でどう発展していくのか注目です。




















