Appleは先日14インチMacBook ProやiPad Pro、Vision ProにM5チップを搭載したモデルを発表しましたが、年内にさらにいくつかの製品を投入する計画があるようです。MacRumorsが伝えています。
2025年内に発表されると噂されている製品は、あたらしいHomePod miniにApple TV、AirTagであるとのこと。
HomePod miniはS9チップ以降を搭載し、来年投入予定のApple Intelligenceを活用した新Siriに対応するといいます。また、Appleが独自開発しiPhone AirやiPad Pro(M5)にて採用しているワイヤレスチップのN1チップを搭載し、Wi-Fi 7に対応する見込みです。音質の向上や第2世代Ultra Widebandチップの搭載、新色の追加も噂されています。
そして製品のほうのApple TVについては、A17 Proチップへのアップグレードが予想されており、こちらもApple Intelligenceを活用した新Siriとカスタム設計のN1チップによるWi-Fi 7対応が見込まれます。将来的にはFaceTimeカメラの内蔵も噂されていますが、次期モデルで搭載されるかは不明であるようです。
AirTagについては、現行モデルと比較して最大3倍の追跡範囲を実現する第2世代Ultra Widebandチップ(U2)の搭載が予想されています。現行のAirTagが10~30メートル程度の範囲で正確な位置情報を提供するのに対し、AirTag 2では30~90メートル程度まで拡大する可能性があるとのこと。
また、ストーカー対策として内蔵スピーカーの取り外しが困難になる設計変更も行われるようです。さらに、バッテリー残量が極めて少なくなった際の通知機能も追加される見込み。全体的に使い勝手を向上させる良いアップデートですね。
このほか、2025年後半から2026年初頭にかけて発表される可能性がある製品として、以前より噂されているA18 ProまたはA19 Proチップを搭載した低価格なMacBook、A19 Proチップとミニ LEDバックライトを搭載した新型Studio Display、Center Stageカメラ内蔵の新型Pro Display XDRなどが挙げられています。
Appleは例年10月後半から11月にかけて新製品を発表することがあり、過去にはMac ProやPro Display XDR、AirPods Maxなどを12月に発表した例もあります。実際、世界各地のApple Store実店舗では、HomePod miniやApple TVの在庫が減少し始めているとのことで、新モデル投入の前兆である可能性があります。
Appleの年末商戦に向けた製品ラインナップがどうなるか、続報を期待したいところです。