韓国メディアTheElecは10月17日、アップル初のフォルダブルiPhoneの発売時期が2027年へと遅延する可能性を報じました。
根拠として、みずほ証券が14日付のレポートで、ヒンジなど最終設計/仕様の確定に時間を要しており、当初取り沙汰された2026年9月投入は容易ではないと分析したことを挙げています。仮に2026年内に投入できた場合でも、初年度の生産は500万〜700万台にとどまるとの見立てで、想定販売価格が2000ドル超の場合はその規模が妥当だとしています。2000ドルは最新為替で約30万1200円です。
同レポートによると、フォルダブルiPhone向けOLEDパネルはサムスンディスプレイが供給し、想定仕様は内側7.58インチ/外側5.38インチ、偏光板を廃したCoEやホールディスプレイ、LTPO TFTの採用などが挙げられています。
アップルはまた、iPhoneの投入時期を秋/春の年2回体制へ移行する可能性があるとされます。2026年秋はiPhone18のPro/Pro Max/Air/フォルダブルで構成し、無印モデルと廉価の18eは2027年春に回すという予測です。
これに伴い、2026年のiPhone出荷は2億2900万台へ縮小し、翌2027年は過去最高の2億5200万台規模まで反転するとの試算が示されています。さらにフォルダブルMacBookは最速でも2028〜2029年投入と見られます。