今年発売されるiPhone 13は、5Gミリ波に対応したモデルの販売地域が増えると、TF証券のアナリストMing-Chi Kuo氏が報告しています。
ミリ波に対応したiPhoneは、カナダ、日本、オーストラリア、ヨーロッパの主要国といったより多くの国で販売。このためミリ波対応モデルの出荷比率は55~60%へと大幅に増加するとKuo氏は予測。
なお現行のiPhone 12シリーズでは、米国販売モデルのみミリ波に対応。そのため、ミリ波対応モデルの出荷比率は30~35%程度に過ぎないようです。
現行iPhoneが対応しているSub6波の5Gは、広範囲に電波を届けること可能である反面、ミリ波に比べると速度が遅いため、ミリ波対応によりさらに高速な通信が可能になります。
ちなみに先日発表された新型iPad Proも5Gに対応しましたが、iPhone同様にミリ波対応モデルの販売はアメリカのみとなっています。
ミリ波に対応したiPhone 12は筐体の右側にアンテナが見える仕様になっており、このデザインはiPhone 13でも継続されるとKuo氏は予測。また、ノッチの小型化、バッテリー容量の拡大、さらにはリフレッシュレート120Hzへの対応、カメラ周りのアップデートが行われると伝えています。
現状、国内ではミリ波はエリアが極めて狭く、ミリ波対応の国内5Gスマホは一部Android端末に限られています。次期iPhoneの対応可否に注目していきたいところです。