サムスン電子は、自社の廉価スマートフォンブランド「Galaxy A」シリーズの新製品、「Galaxy A22」シリーズを海外発表しました。
今回発表された「Galaxy A22」シリーズには、LTE版と5G版があり、それぞれスペックが異なります。
Galaxy A22 (LTE版)
LTE版のGalaxy A22は、6.4インチのSupre AMOLED Infinity-Vディスプレイを搭載。ミドルレンジでは珍しい90Hzの高リフレッシュレートに対応しており、より滑らかな操作が可能です。SoCには、MediaTek Helio G80を採用。一昔前までミドルレンジでは32GBが主流だった内臓ストレージも、64GBまたは128GBと大容量化しており、実行メモリは4GBまたは6GBとなっています。
近年では、Galaxy Aシリーズのスマートフォンでもカメラ機能が強化されており、Galaxy A22では、4800万画素のメインカメラに加え、200万画素のマクロ、800万画素の超広角、200万画素の深度、といった計4つのカメラを搭載しています。また、メインカメラは光学式手ぶれ補正にも対応。
Galaxy A22 5G
5Gによる高速通信に対応するGalaxy A22 5Gは、LTE版と比較して仕様が異なる点がいくつかあります。まず、LTE版はディスプレイに有機ELを搭載していますが、Galaxy A22 5Gは液晶を採用しています。
なお、Galaxy A22 5Gも90Hzの高リフレッシュレート駆動に対応しています。また、カメラは、LTE版が4眼なのに対して、Galaxy A22 5Gは3眼と、カメラの数がひとつ少なくなっており、光学式手ぶれ補正にも非対応です。
SoCにはMediaTek Dimensity 700を搭載。内臓ストレージはLTE版と変わらないものの、実行メモリはオプションで8GBを選択可能です。
価格
2機種の価格はまだ発表されていませんが、Galaxy A22 5Gは250ユーロ(約3万3000円)で発売されるとの情報もあり、それが事実であれば、Galaxy A22 5Gは、Samsungの5G対応スマートフォンの中で最安価端末となります。
スペック
Galaxy A22 (LTE) | Galaxy A22 5G | |
---|---|---|
OS | Android 11 | |
SoC | MediaTek Helio G80 | MediaTek Dimensity 700 |
メモリ | 4GB/6GB | 4GB/6GB/8GB |
容量 | 64GB/128GB | |
SDカード | 最大1TB | |
画面 | 6.4インチ HD+ SuperAMOLED リフレッシュレート最大90Hz |
6.6インチ FHD+ LCD Infinity-V リフレッシュレート最大90Hz |
カメラ | 超広角:8MP、ƒ/2.2絞り値 広角:48MP、ƒ/1.8絞り値 深度:2MP、ƒ/2.4絞り値 マクロ:2MP、ƒ/2.4絞り値 光学式手ぶれ補正対応 |
超広角:5MP、ƒ/2.2絞り値 広角:48MP、ƒ/1.8絞り値 深度:2MP、ƒ/2.4絞り値 |
寸法 | 159.3 × 73.6 × 8.4 mm, 186g | 167.2 × 76.4 × 9.0 mm, 203g |
バッテリー | 5000mAh | |
その他 | 最大15W急速充電対応 |
総評
Galaxy A22、Galaxy A22 5Gは、新型コロナウイルス感染症による経済の低迷により、多くのユーザーがより安価なスマートフォンを求めている中で、そのニーズに応えたスマートフォンとなっています。
Galaxy A22 5Gは、全体的な仕様から、5Gを搭載する代わりに全体のスペックを下げているものの、その分安価に購入できることから、より5Gの存在を身近にするものとなるでしょう。
国内では、過去にGalaxy A20やGalaxy A21が発売されていることから、Galaxy A22やGalaxy A22 5Gも国内で発売される可能性があります。なお、Galaxy A20やGalaxy A21は、国内向けに仕様を大幅にカスタマイズされたものが販売されており、Galaxy A22も仕様が変更される可能性があることに注意が必要です。
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