MediaTekは、7nmプロセスで設計された「MediaTek T750」を発表、同日に販売開始となるNEC製モバイルルータに採用されることを明らかにしました。
MediaTek T750は5Gなど通信関連のチップとCortex-A55を4基搭載する構成となっており、CPUを介さずに5Gやイーサネット、Wi-Fi間で通信が可能。
5GはSub6のみの対応となるものの最大4.7Gbpsの通信に対応し、Wi-Fi6では4×4のデュアルバンドWi-Fiをサポート。ニーズにより有線LANポートはもちろん、最大3口のUSB端子やHDまでのディスプレイを利用可能でメーカーにとっては開発コストを抑えられ、ユーザーには設置の煩わしさから解放されることをアピールしています。
なお、10月15日にauやUQから販売開始となった「Speed Wi-Fi 5G X11」や11月上旬以降に販売開始予定の「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」といったNEC製のモバイルルータに採用されていることが紹介されました。
同製品らはWiMAXルーターとしては初めてWi-Fi 6に対応しており、MediaTek T750の実力が存分に発揮されています。