Qualcommが「Snapdragon 8 Elite 3」において、Appleと同様の戦略を採用することを検討しているかもしれません。数码闲聊站の情報をもとにPhone Arenaが伝えています。
Snapdragon 8 Elite 3は2026年にリリース予定で、AppleのAシリーズチップのように「標準版」と「Pro版」の2つのバリエーションを展開する可能性があるようです。
両バリエーションともに2nmプロセスで製造される予定で、製造はTSMCが担当するとのこと。Samsung Foundryは今回の受注獲得に失敗したと伝えられています。
Qualcommは安い標準版によって採用数増加を見込み、競合他社のMediaTekなどに対抗する戦略と見られます。Appleも標準モデルとProモデルを明確に差別化する作戦をとっており、マーケティング面での効果も期待されそうです。
ただし、2nm製造プロセスの採用により、チップの価格は大幅に上昇することが予想され、スマホの販売価格にも影響を及ぼす可能性がありそうです。苦肉の策で標準版も用意、といった事情もあるかもしれません。