OPPOは、上海にてODC2021(OPPO Developers Conference)を開催し、OPPO Reno6 Proをベースにしたとみられる試作スマホにてレイトレーシング(光線追跡法)を利用できることをアピールしました。Android Communityが伝えました。
それによると、レイトレーシングの技術はVulcan APIに基づき、ColorOSに組み込まれると述べているようです。また、レイトレーシングはゲームのみならずライブ壁紙やARアプリケーションにも使用できるとのこと。
レイトレーシングは光の屈折反射などを計算することにより美麗なグラフィックを提供できる機能ですが、実行には非常に高い処理性能が必要なため現状ではPS5/Xbox Series Xや10万円をこえるレベルのゲーミングPC程度でしか利用できません。
AMDと提携したSamsungは次期フラッグシップSoCにてレイトレーシングのサポートを明言していましたが、OPPOはそれに追随する形となります。
今回のレイトレーシングのアピールに用いられたSoCは明かされておらず、一般的なReno6 Proと同様のDimensity 1200であるのか、それとも前々から開発が進められているとされてきたOPPO独自のチップなのか。どちらにせよかなり期待できそうです。