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シャオミ新機種。幅狭「Xiaomi 12/12X」、5000万画素×3統一「12 Pro」発表

 Xiaomiは、ハイエンドスマホのXiaomi 12X / 12 / 12 Proを発表しました。先代までと方向転換してコンパクトなモデルも用意されているのが特徴。また、同日にAndroid 12をベースとしたMIUI 13も発表されており、Xiaomi 12シリーズはMIUI 13を搭載し出荷されます。

Xiaomi 12

 Xiaomi 12はiPhone 13やGalaxy S21などと競合するサイズのコンパクトなハイエンドスマホ。SoC以外のスペックはMi 11と比較して劣っている部分もありますが、値段がわずかに引き下げられています。

 Xiaomi 12はSoCにSnapdragon 8 Gen 1を搭載。当初、XiaomiはXiaomi 12シリーズを8 Gen 1を搭載する最初のスマホとして宣伝していましたが、実際はモトローラの「moto edge X30」が12月11日に一番乗りで発表。二番手となってしまいました。

Snapdragon 8 Gen 1搭載スマホとしては世界最速のmoto edge X30

 Snapdragon 8 Gen 1の情報についてはまださほど多く登場していませんが、moto Edge X30ではかなり重たいゲームに位置する原神をプレイ開始後、60fps張り付きだったフレームレートが数分で不安定になったという報告もあります。発熱対策が肝要というところでしょうが、Xiaomi 12は10345㎟の巨大なグラファイトシートや2600㎟の液冷プレートを備えるとのこと。どの程度実用に耐えうるのか注目したいところ。

 ディスプレイは6.28インチのフルHD+(2400×1080)有機ELでリフレッシュレートは120Hz、ピーク輝度は1100nits。引き続きエッジディスプレイを採用しているようです。Mi 11はWQHD+(3200×1440)だったので解像度は低下しており、ピーク輝度も1500nitsから抑えられています。しかしXiaomi 12のディスプレイの色深度は12bitカラーとしており、それがどのように映るのか楽しみです。

 本体横幅は69mmでiPhone 13より大画面なわりに細く、片手で握りやすいサイズであることをアピールしています。エッジディスプレイなのでiPhone 13と同程度のサイズで握りやすいのは明らかですね。

 ところでこの壁紙、右上から左下へと引かれた直線を起点としたデザインですが、どこかで見たことがあるような……。

どこか

 メインカメラはMi 11の1億800万画素のセンサーから5000万画素のIMX766へ変わっており、センサーサイズも1/1.33から1/1.56と縮小しています。

 このほか1300万画素の超広角と500万画素のマクロレンズを搭載。望遠なしは残念。インカメラは3200万画素と高精細で、美顔モードも標準搭載。

 バッテリーは4500mAhですが、67W急速充電と50Wのワイヤレス充電、10Wのリバースワイヤレス充電に対応。有線では39分、無線では53分で満充電が可能としています。Mi 11と比較すると容量が100mAh減りつつも、有線充電が55Wから67Wへとスペックアップが図られています。

 本体色は黒、水色、ピンクのほかに人工皮革風のグリーンが用意されています。重量は通常版が180g、グリーンのみ179g。S21やiPhone 13と比較すると重めに仕上がっています。

 価格は最も安価なメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが3699元、日本円にして6万6000円と、Mi 11の開始価格である3999元から5000円ほど安く仕上がっています。12月31日から中国で販売開始予定。

Xiaomi 12X

 Xiaomi 12XはXiaomi 12から一部スペックをコストカットした廉価版のような立ち位置。SoCに最先端のSnapdragon 8 Gen 1ではなく、Snapdragon 865+のオーバークロック版であるSnapdragon 870を搭載。ワイヤレス充電に対応しなくなった程度のようです。細かい点では、ワイヤレス充電に対応しなくなったためか重量が3-4g程度軽量化。

 本体色は黒、水色、ピンクの三色のみ。価格は8/128GBのモデルが3199元、12/256GBが3799元で日本円でそれぞれ5万7000円と6万8000円。Snapdragon 8 Gen 1から3万円台のスマホにも多く搭載されているSnapdragon 870へスペックダウンし、パワフルなワイヤレス充電を外して価格の下落度合いが1万円程度というのは少し微妙な感じがします。

Xiaomi 12 Pro

 Xiaomi 12 Proは従来通りの大きな画面にしっかりとしたスペックのカメラを搭載したフラッグシップスマホといえるものになっています。

 SoCはXiaomi 12と同じくSnapdragon 8 Gen 1で、メモリも8/12GB、ストレージも128/256GBで全く同じ。当然ながら大きく変わっているのは画面サイズで6.73インチの有機EL。最大リフレッシュレートは120Hzと据え置きながら1-120Hzまで可変での駆動に対応しています。解像度もWQHD+(3200×1440)で最高輝度も1500nitsですが、唯一Xiaomi 12に劣る点として、色諧調が10bitどまりである点が挙げられます。

 カメラは5000万画素のIMX707に5000万画素のポートレート、5000万画素で115°の超広角という三眼構成。うちメインカメラはOIS(光学式手振れ補正)に対応。XperiaのフラッグシップモデルやiPhoneはすべてのカメラを同一の画素数で統一しているのと同様ですね。PDAFによる優位性を確保するほか、まるで専用機のようにセンサーそのままレンズを切り替える感覚も得られます。インカメラは変わらず3200万画素。

 急速充電は120Wまでに対応し、ワイヤレス充電は50Wとリバースワイヤレス充電は10Wで据え置き。バッテリーは4600mAhと本体サイズの大型化のわりには微増にとどまっていますが、独自に開発された制御チップの「Surge P1」にてバッテリーセルの分割を行わずにこのレベルの急速充電を実現しているとのこと。有線では高速モードで18分で、発熱を抑える恒温モードでは24分、ワイヤレス充電では42分で満充電が可能としています。

 本体色はXiaomi 12と変わらず黒、水色、ピンクにレザー調のグリーンの四色。価格はメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが4999元(9万円)。

スペック表

  Xiaomi 12 Xiaomi 12 Pro Xiaomi 12X
OS MIUI 13(Android 12ベース)
SoC Snapdragon 8 Gen 1 Snapdragon 870
メモリ 8/12GB
ストレージ 128/256GB
画面 6.28インチフルHD+(2400×1080),
リフレッシュレート120Hz,12bit色諧調,1100nits,
6.73インチWQHD+(3200×1440)有機EL,
1-120Hz可変リフレッシュレート(LTPO),
10bit,1500nits
6.28インチフルHD+(2400×1080),
リフレッシュレート120Hz,
12bit色諧調,1100nits,
カメラ 5000万画素IMX766+
1300万画素超広角+
500万画素マクロ
5000万画素IMX707+
5000万画素超広角+
5000万画素ポートレート
5000万画素IMX766+
1300万画素超広角+
500万画素マクロ
インカメラ 3200万画素
電池 4500mAh,67W(有線),
50W(ワイヤレス充電),
10W(リバースワイヤレス充電)
4600mAh,120W(有線),
50W(ワイヤレス充電),
10W(リバースワイヤレス充電)
4500mAh,67W(有線)
寸法 152.7×69.9×8.16(8.66)mm,
180/179g
163.6×74.6×8.16(8.66)mm
205/204g
152.7×69.9×8.16mm
176g
その他 NFC,Wi-Fi 6E,画面内指紋認証
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