Googleは、かねてより開発が続けられていたAndroid 12Lの正式版を発表しました。今年後半にSamsungやMicrosoft、Lenovoのデバイスで利用可能となるとのこと。
Android 12Lはタブレットや折り畳みスマホといった大画面端末に焦点を当てており、こういったデバイスで快適な操作を実現するために最適化が施されています。
アプリ開発者が大画面デバイスでの最適化を施しやすいようにAPIやツールが提供されるほか、Android 12Lには独立したAPIレベルが与えられています。タブレットとスマホでAndroidのバージョンが分かれていたAndroid 2.x/3.x時代の再来とも言えます。
ユーザーにもAndroid 12Lを導入するメリットはもちろん存在し、一定以上のdp解像度であれば通知バーが二列に。
Xiaomi Pad 5では現状かなり不格好な隙間が空いてしまいますが、今回のような仕様であれば大画面デバイスの恩恵に十分に預かれそう。
また、設定アプリなどでは二列に分けて表示も可能。壁紙やテーマカラーといったスタイルを簡単に変更できるようになるようです。
一番の特徴がタスクバーの搭載。アプリを簡単に起動、画面分割が可能。以前のAndroidのように常に画面の一部を独占するわけではなく、長押しで非表示にできます。
先述の通りAndroid 12Lは今年の後半にSamsung、Lenovo、Microsoftから提供されるようです。Surface Duo2やGalaxy Z Fold3などの折り畳みデバイスやLenovo Tab Pシリーズ、Galaxy Tab S8シリーズといったタブレットの一通りで利用できるのでしょう。他社デバイスにも登場してほしいところ。