Samsungは、2022年2月27日に、同社の新ラップトップ「Galaxy Book2」シリーズを正式発表しました。
「Galaxy Book2」シリーズには、「Galaxy Book2 Pro」「Galaxy Book2 Pro 360」と、エンタープライス向けの「Galaxy Book2 Business」の3モデルを用意。
「Galaxy Book2 Pro」は、解像度FHD(1920×1080)のAMOLEDディスプレイを搭載。画面サイズ13.3型と15.6型の2つがあり、狭額縁デザインとなっています。また、「Galaxy Book2 Pro 360」は、13.3型のSuperAMOLEDディスプレイ。こちらは、画面が360回転し、S Penを利用した書き込みやタッチ操作にも対応しています。
CPUには、最新の第12世代Intel Core i7またはi5を搭載。CPUの正式なプロセッサー・ナンバーは発表されていません。また、「Galaxy Book2 Pro」15.6型モデルでは、オプションとしてIntelの単体GPU「Arc Graphics」を選択可能となっています。
本体の構成は、実行メモリは8GB・16GB・32GBから選択可能で、SSD容量は最大1TBとなっています。外部接続ポートは、USB Type-Cポート、Thunderbolt 4.0ポート、USB Type-Aポート、HDMIポートと、SDカードスロット、および3.5mmヘッドホンジャックを備えます。最近では、薄さとデザイン性を重視するあまり、外部端子がUSB Type-Cポートのみであるノートパソコンも多いのが現状。「Galaxy Book2 Pro」シリーズは、薄く、かつポートも充実しており、非常に利便性が高そうです。
バッテリーは、どちらも13.3型モデルが63Wh、15.6型モデルは68Whとなっており、どちらも最大65Wの急速充電に対応。一回の充電で最大21時間利用できると、バッテリー性能もアピール。
Samsung製デバイスとのエコシステムも進化。AppleがiPadとMac向けに提供している「Sidecar」機能のように、Samsung製タブレットをセカンドスクリーンとして利用できるようになりました。また、タブレットと「Galaxy Book2 Pro」間でドラッグ&ドロップでのファイル移動や、コピー・貼り付け、PC側のトラックパッドやキーボードでタブレットを操作することもできます。
「Galaxy Book2 Pro」シリーズは、2022年3月18日より予約受付開始、4月1日より発売されます。価格は、「Galaxy Book2 Pro」の最小構成(Core i5・8GB・256GB)が1049.99ドル(約12万円)、「Galaxy Book2 Pro 360」の同じく最小構成が1249.99ドル(約14万4000円)からとなっています。
スペックは以下の通り。
Galaxy Book2 Pro | Galaxy Book2 Pro 360 | |
---|---|---|
OS | Windows 11 | |
CPU | Intel 12th Gen Core i5(プロセッサー・ナンバー不明) Intel 12th Gen Core i7(プロセッサー・ナンバー不明) |
|
GPU | Iris Xe(内蔵GPU) Intel Arc(15.6型用オプション) |
Iris Xe(内蔵GPU) |
メモリ | 8/16/32GB LPDDR5 | |
容量 | 最大1TB NVMe | |
画面 | 13.3型 (1920×1080) AMOLED 15.6型 (1920×1080) AMOLED |
13.3型 (1920×1080) Super AMOLED 15.6型 (1920×1080) Super AMOLED |
電池 | 13.3型:63Wh 15.6型:68Wh |
|
寸法 | 13.3型:104.4 × 199.8 × 11.2 mm, 0.87kg 15.6型:355.4 × 225.8 × 11.7 mm,1.11kg (Arc GPU):355.4 × 225.8 × 13.2 mm, 1.17kg |
13.3型:302.5 × 202 × 11.5 mm, 1.04kg 15.6型:354.85 × 227.97 ×11.9 mm, 1.41kg |