Huaweiは、中国にてP50シリーズの廉価モデル、「HUAWEI P50E」を発表しました。多くの仕様がハイエンドスマホのHUAWEI P50と共通です。
パフォーマンス
HUAWEI P50EはSoCにSnapdragon 778Gを搭載。本来このSoCはXiaomi 11 Lite NEやMotorola Edge 20といった5G対応機種に搭載されていましたが、米国のHuaweiに対する制裁措置を受け、5G機能は非搭載。
メモリは8GB、ストレージは128/256GB。別途、Huaweiの独自規格で、nanoSIMサイズの小型メモリーカード、「NMカード」に256GBまで対応しています。
ディスプレイ
ディスプレイはHUAWEI P50と同一の6.5インチフラットディスプレイ、フルHD+(2700×1224)の有機EL。10億色での表示に対応。
画素密度は458ppi。タッチサンプリングレートは300Hzと比較的高い反面、リフレッシュレートは90Hzと、120Hz対応端末がそこそこ一般的になってきた現在では微妙に感じます。
カメラ
カメラはHUAWEI P50とスペック上はほぼ同一で、5000万画素広角に1300万画素の超広角、OISに対応した1200万画素の望遠カメラの3眼。
P50EとP50、両者の絵を分けるのは、それこそSnapdragon 888とSnapdragon 778Gに搭載されているISP(イメージシグナルプロセッサ)の違い程度かもしれません。
インカメラは1300万画素。パンチホール式の単眼で、Huaweiが多く搭載していた高精度な顔認証には非対応。
その他
OSはHuaweiが中国国内で展開、「全く新しいOS」と謳うAndroidベースのHarmony OS 2。そのほかにもNFCやIP68をサポート。バッテリーは4100mAhと小柄ではあるものの、66Wの急速充電に対応します。
本体色はHUAWEI P50で用意されているObsidian Black、Cocoa Gold、Snow WhiteにGalaxy Blueを加えた4色。
価格は4088元で、日本円にしておよそ7万6000円。Xiaomi 11T ProやZenfone 8などが競合機種となる価格ですが、スナドラ888搭載のP50(4400元)からの値段の下げ幅が1万円弱、というのは、さすがにコスパがよいとは言えないです。
スペック表
Huawei P50E | Huawei P50 | |
---|---|---|
OS | HarmonyOS 2.0 | |
SoC | Snapdragon 778G 4G | Snapdragon 888 4G |
メモリ | 8GB | 8GB |
容量 | 128GB/256GB | 128GB/256GB |
画面 | 6.5インチ OLED リフレッシュレート最大90Hz |
6.5インチ OLED リフレッシュレート最大90Hz |
カメラ | 超広角:13MP、ƒ/2.2絞り値 広角:50MP、ƒ/2.2絞り値 望遠:12MP、ƒ/3.4絞り値 |
超広角:13MP、ƒ/2.2絞り値 広角:50MP、ƒ/2.2絞り値 望遠:12MP、ƒ/3.4絞り値 |
寸法 | 156.5 × 73.8 × 7.9 mm, 181g | 156.5 × 73.8 × 7.9 mm, 181g |
バッテリー | 4360mAh | 4100mAh |
その他 | 最大66W急速充電対応 |
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