Xiaomiは、中国にて高機能スマートグラス「Miija Glasses Camera(米家眼镜相机)」を発表しました。ディスプレイを備えたものとしては良心的な価格ですが、よく言えばサイバーチック、悪く言えば非常にゴツい見た目です。
現在のスマートグラス市場はまだまだ未熟で、マイクとスピーカーのみ備えている製品が多く占めますが、Miija Glasses Cameraはまさに「全部入り」で、デュアルカメラにタッチパッド、ディスプレイにWi-Fi接続機能などをこれでもかと備えています。
本体正面右側にはカメラが非常にわかりやすく配置されています。5000万画素でEIS対応の広角レンズと最大15倍でOIS対応、800万画素の望遠レンズを搭載。Glasses Cameraの名前の通り、カメラ性能に焦点が当てられているようです。
もちろんカメラを用いて録画することもでき、10秒前へさかのぼって記録することも可能。
また、暗い中でも風景を確認できる暗視カメラ的な使い方もできるようです。
CPUは型番不明のSnapdragon 8コアを搭載。メモリは3GB、ストレージは32GB。カメラの解像度の割にはSDカードで拡張できないために、容量は少し心配ではあります。
画面は画素密度3281ppiの0.23インチのSony製マイクロOLED。局面レンズを介して表示します。
バッテリーは1020mAhで、連続100分の動画撮影や3.3時間の駆動が可能であると謳っています。まだまだ理想形には程遠く、小型大容量なバッテリーの実用化が待たれるところです。
機能面では先述のカメラ以外に、相手の言葉をリアルタイムに翻訳する機能や動物園・植物園の解説を参照する機能が紹介されていますが、OTAアップデートにより後日利用可能になる予定であるとのこと。
価格は2699元(5万3000円)で、現在はクラウドファンディングサイトにて予約が行われています。