スマートウォッチOPPO Band 2を先行的に一定期間使用したのでレビューします。
四角形の1.57型ディスプレイを搭載するため、情報を読みやすいです。ベルトはシリコン。総重量は約33gで軽め。装着感も悪くありません。
左スワイプで活動量や睡眠時間、右スワイプで運動記録、上スワイプで通知確認、下スワイプで画面輝度など各種設定となっています。
筆者がこの手のウェアラブル端末に重視するのは電池持続時間。本機は1時間で充電完了、最大14日間駆動を謳います。
設定や利用頻度、通知の量によって大きく変わってくると思われますが、筆者の場合、1日のバッテリー減少は10%強。このため1週間は持ちます。
なおデフォルトの設定では画面5秒消灯で画面輝度も暗くなっています。しかも自動輝度調節もありません。
この状態ではかなり使いにくいと感じたため、画面消灯は20秒に変更。また、日中屋外では画面輝度が足りず視認不能だったため、輝度は「高」(輝度5以上)設定で常用しています。これなら特に運用に支障はなくなってきます。
理論上の謳い文句からは乖離しますが、この設定で快適に運用できて、1週間持つなら十分だろうといった感想です。
充電も1時間程度で終わるので、無理なく運用できています。
ウェアラブル端末で便利な基本機能が、スマホへの通知を表示する機能。いちいちスマホを持ち上げて確認する必要がなくなるので楽です。
本機とスマホ本体との接続にはHeyTapアプリが必要。Googleアカウントと連携してGoogle Fitどの同期が可能。
筆者が使用しているのはZenfone 9。HeyTapアプリから使用するスマホのメーカーを指定する必要があるものの、ASUSがないため「その他」を指定。特に動作に問題はなく、通知が届かないといったことも無いようでした。
次曲送りやスマホを探す機能も問題なく動作します。ただしAndroidとは異なりiPhoneではこうした機能は使えません。
ウェアラブル端末の通知機能は、機種によっては見出ししか表示されなかったり、「全て消去」のボタンがなく通知を消せないことがあります。個別に通知をチマチマ手動で消すことになるのは苦痛です。
しかし本機は、個別通知を開くと通知本文の表示も可能。全て消去するゴミ箱ボタンもあり。問題なく利用できます。
電話受話時には、本体の電話帳を元に電話番号と名前を表示してくれます。ただ受話は不可能。OPPO Band 2側にはマイクは内蔵していませんし価格帯を考えても当然ではあります。
筐体は5ATM防水。水中モードの名称で誤動作防止モードを備えます。
歩数や消費カロリー、睡眠レポートの表示が可能。睡眠時間の精度はまあまあ。
本機にはGPSを搭載しないため、単体で持ち出す場合の位置記録はできません。モバイル回線や決済に対応して持ち出すコンセプトではないので特に問題はないでしょう。
文字盤はプリセットやストア公開のものが利用できるほか、撮影した写真からAIが文字盤を生成する機能「AIコーディネート2.0」機能も。それっぽい色と模様の組み合わせが即生成できます。あくまで抽象的。過度な期待はせずに、その日によって文字盤を切り替えられる機能と割り切るのが良いでしょう。
本機は価格8480円、発売日1月27日となっています。
価格帯の近い競合機としてはXiaomi Smart Bandがあります。こちらも長時間駆動など、特徴が似ています。
縦長ディスプレイの装飾性などはXiaomi Smart Bandが優れていますが、より幅を確保していて広いディスプレイの使い勝手を取るならOPPO Band 2でしょう。