Androidスマートフォンやタブレットを探す時に便利なのが、Googleが提供する「デバイスを探す」という機能。この機能を使えば、PCや他のAndroid端末から紛失した端末の位置を特定することが可能です。
2023年4月現在、「デバイスを探す」で端末の正確な位置を特定するには、探したい端末の電源がオンになっている必要がありますが、この制約は近いうちに消滅するかもしれません。
海外メディア「91mobiles」は4月6日、Android OSなどのリーカーとして知られるKuba Wojciechowski氏が得た情報として、Googleが現在「デバイスを探す」機能のアップデート版を開発中であると伝えました。
💦 Leak: Google is working on a device-finding feature for future Pixel phones that works even when the phone is turned off, akin to iPhones. More details: https://t.co/LkdexHCi0G
— Kuba Wojciechowski :3 (@Za_Raczke) April 6, 2023
同メディアによると、新しい「デバイスを探す」は、電源がオフになった端末の正確な位置情報を把握する機能「Pixel Power-off Finder」に対応。本体の電源が切れた後もBluetoothチップが動作し続けることで、端末の正確な位置情報を把握可能になるとしています。
91mobilesの記事では詳細について触れていませんが、おそらく、Bluetoothチップから出る信号を周囲のAndroid端末が受信した際、紛失端末に代わってその位置情報をGoogleのサーバーへ送信する仕組みとみてよいでしょう。
なお、Googleと競合するAppleも紛失したApple製品を見つけるための「探す」ネットワークを用意していますが、こちらは「Pixel Power-off Finder」とよく似た機能を既に提供済み。iPhone 11以降のiPhone(SEシリーズを除く)で利用可能です。
AirTagの発売以降、「探す」ネットワークを他社にも開放するなど、「物探し」の分野で着々と足場を固めつつあるAppleにGoogleがどう対抗していくのか。今後の動きが楽しみです。