これまで幾度となく伝えられてきた通り、iPhone 15シリーズはついに一部から嫌悪されるLightning端子を廃止し、USB Type-Cポートを搭載することが確実視されていますが、ここで同梱されるケーブルについて、少し気になるうわさが投稿されました。
9to5Macによれば、Apple純正のものとみられるUSB Type-Cケーブルの画像が流出したとのこと。流出した画像のケーブルは青を基調とし、編み込み素材の外装を採用。これまでのiPhoneに付属していたケーブルは一般的な素材のものでしたが、これより高い耐久性を期待できる反面、取り回しが悪くなりそうです。
このケーブルをリークしたX(Twitter)ユーザーのMajin Bu氏が投稿したところによれば、このケーブルはiPhone 15に同梱されるもので、長さは既存のものよりもかなり長い1.5mであるとのこと。
また同氏が検証したところによれば、このケーブルはUSB PD 3.0に対応し、最大出力は20V3Aであるようで、またケーブルにはMFiチップが確認できなかったようです。
MFI認証がなくなった!と断じるのは早計かもしれませんが、EUの産業委員が「USB Type-Cに制限を課すなら(MFi認証を設ける)、EUでiPhoneの販売を禁止するだろう」と書簡を送っています。
New iPhone 15 USB C Cable Info Confirmed
1.6M long
16Pins
Thicker and more resistant
USB 2.0 20V3A
No MFI pic.twitter.com/WV4unodWPg— Majin Bu (@MajinBuOfficial) August 23, 2023
一方で、ケーブルの規格は低速なUSB 2.0のままであるようです。
少なくともiPhone 15の上位モデルでは、Thunderbolt チップが搭載されていることをChargerLABが発見しており、「高速な転送を使いたければケーブルを買ってくれ」という形式であると考えられます。その点に関しては、そもそも一般ユーザーはきょうび有線で転送などほとんどせず、あってもThunderbolt級の超高速転送は必要ないので問題はありません。
また個人的には、同級生が「モバイルバッテリーで充電するとiPhone熱くならないよな」と発言していたり、またiPhone 11ユーザーが定格5W出力しか行えないiPhone 6s同梱のケーブルを日常遣いしていたのを見たりした経験があり、「一般ユーザーの急速充電に対する認知度などその程度なんだろうな」と思っているため、同梱されるケーブルの充電速度がしっかり高速であるのには肯定的な立場です。これにある程度の出力ができる充電器があれば完璧なのですが。
iPhone 15シリーズは9月12日か13日に発表されると予測されている一方で、最上位モデルのiPhone 15 Pro Maxもしくは15 Ultraは、販売開始時期の遅れがうわさされています。