サムスンは2023年10月下旬、米国際貿易委員会(ITC)に中国ディスプレイ大手BOE(京東方)を提訴しました。ロイター通信が報じました。
盗まれたサムスンの知的財産をOLEDディスプレイモジュールの生産に使用、不当競争であるとの訴えです。
これ自体は初の動きですが、Samsung Displayは数年前、盗まれた技術でOLEDパネルが中国で違法に生産されていると主張し、卸売業者に取り扱いをやめさせようとしたことがあります。
その後、BOEは中国でサムスンに対して複数の訴訟を提起しています。
BOEは様々なスマートフォンへのパネルを供給を拡大しています。iPhone 15ではBOEのパネルはAppleの品質基準を満たせず、iPhone 15はSamsung製パネルを採用しているものとみられます。iPhone SE4ではBOEがパネルを供給するとの観測も伝えられています。