OPPOは、ミドルレンジスマートフォン「OPPO A3 Pro」を発表しました。キャッチフレーズが「超防水 超抗摔(落下耐性) 超耐用」と、同社としては珍しく、耐久性を全面に押し出しています。
OPPO A3 Proが採用するSoCはDimensity 7020。2022年発表のDimensity 930のリネーム品で、2.2GHz×2と2GHz×6のオクタコアCPU。性能はさほど高くはありません。メモリは8GBもしくは12GB、ストレージは256GBと512GBのみ。最近はこの性能のスマートフォンでも、256GBスタートとなる端末が多くなってきましたね。
ディスプレイは6.7インチの有機ELで、解像度はFHD+(2412×1080)。ディスプレイのリフレッシュレートはしっかり120Hzに対応しています。画面端が湾曲するエッジディスプレイを採用しています。エッジディスプレイは画面が割れやすいといった理由で敬遠するユーザーも少なくないために、落下耐性をアピールするこのスマホで採用されているのはちょっと不思議です。
カメラのスペックは高くなく、6400万画素のメインと200万画素のポートレートカメラの2眼。インカメラは800万画素。
バッテリー容量は5000mAhとしっかり多く、4年間使えるとアピールしています。急速充電は67Wに対応し、44分での満充電が行えるとします。こういうタイプのスマホらしく、低温環境でも充電が行えるとしています。
先述した通り、このスマホは本体のタフネスさを非常に強くアピールしています。防水規格はよく聞くIP68、IP66だけでなく、さらに過酷な条件のIP69も取得。IP69は80度近くの高温高圧な水をあらゆる方向から当てる試験であり、もはや通常使用には全く必要なさそうなレベルです。
ちなみに、IPX7やIPX8は水にしばらく浸す試験、IPX5や6は水を強く吹きかける試験であって、実験の性質が異なります。そのため、しっかりしたタフネススマホではIPX6とIPX8を同時に表記していることがあります。
もちろん防水性能以外にも優れており、1.8mからの落下に耐えるとアピールしているほか、OPPOとして初めて背面カバーに「OPPO Crystal Shield Glass」を採用。耐傷能力が3倍に向上していると謳います。また、ディスプレイには最新世代のゴリラガラスであるGorilla Glass Victus 2を採用。非常に傷つきづらくなっています。重量は177gと、このサイズかつこの耐久性をアピールするスマホとしてはそれなりに軽量です。
本体色は水色と黒色、そしてなんとも形容しがたい、灰色がかかった赤の3色。水色は複雑なラメが入ったようなデザインで、それ以外の色はフェイクレザーのような質感に、中央には岩や綿のような意匠の入った帯が通ります。
価格は1999元、日本円にして4万1000円から。すでに予約受付を開始しており、4月19日から販売開始予定となっています。
OS | ColorOS 14(Android 14) |
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SoC | Dimensity 7020 |
メモリ | 8GB/12GB |
容量 | 256GB/512GB |
画面 | 6.7型 OLED FHD+(2412×1080) 120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 6400万画素+200万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 5000mAh 67W急速充電 |
寸法 | 162.7×74.3×7.53mm,182g |
その他 |