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パチモンみたいなカメラデザインの「ZTE Axon 60 / Axon 60 Lite」、南米で発表。

 まるでiPhoneの質の悪いパチモノスマホ……。

 ZTEは、メキシコなど南米地域で「ZTE Axon 60」および「ZTE Axon 60 Lite」を5月に発表しました。

 端末を見れば語らずとも分かるように、いずれのモデルともしっかりiPhoneを模倣しています。iPhoneのデカいタピオカカメラを小さいセンサーで再現しようとしているため、センサーとカメラバンプのちぐはぐ感が猛烈な違和感を与えています。世界で初めて画面下インカメラを搭載した「ZTE Axon 20 5G」のころのような革新的な姿を知っていると、なんだか残念にも感じます。

 本体色は無印がゴールド/パープル/ブラック、無印がゴールド/パープル/ブルーですが、仕上がりが若干異なるようにも見えます。側面もしっかり鏡面加工が施されているようですが、安っぽさがぬぐえません。

Axon 60

Axon 60 Lite

 「Live Island」なる、どこかで見たことがあるような機能も搭載。「スマートフォンと対話する新しい方法。」とのことです。

 正直スペックについてそこまで語る価値もありませんが、Axon 60はUnisoc T616を、Axon 60 LiteはUnisoc T606を搭載します。いずれもAnTuTuベンチマークで30万点にも届かない、エントリークラスの性能です。メモリはそれぞれ6GB、4GBとなっていますが、ストレージは256GBのみを用意。潤沢なストレージを用意している点は偉いです。

 ディスプレイはいずれも液晶で、無印が6.72インチのフルHD+、Liteが6.6インチのHD+となっています。

 カメラは無印が5000万画素+400万画素マクロ+深度、Liteが5000万画素+200万深度に「AIカメラ」が搭載されると謳います。無印では記載がなかったAIカメラ、いったい何なのでしょうか?少なくともLite版はどれか1つのカメラがフェイクということでしょう。インカメラは無印が謎に高精細で3200万画素、Liteが800万画素。

 バッテリーはいずれも5000mAhで、22.5Wの急速充電に対応します。

 Axon 60の価格は3899メキシコペソで、日本円にして3万3000円。Axon 60 Liteは2899ペソで同2万8000円ほどとなっています。

OS Android 13
SoC Unisoc T616 (Axon 60)
Unisoc T606 (Axon 60 Lite)
メモリ 6GB
4GB
容量 256GB
画面 6.79型 FHD+ リフレッシュレート不明
6.6型 HD+ 90Hz
カメラ 5000万画素+400万画素マクロ+深度測定
5000万画素+200万画素深度測定+「AIカメラ」
インカメラ 3200万画素
800万画素
電池 5000mAh 22.5W
寸法 不明
その他  
情報元ZTE
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