AIデバイスの開発に注力するとしてスマホ分野から撤退を表明したはずのMeizu(魅族)は、新たなエントリークラスAIスマホの「Meizu 魅蓝(Meilan) 20」を発表しました。
Meizuはボルボなどを傘下に置く吉利集団に買収されて以降、スマートフォン事業から撤退し、AIデバイスや自動車システムの開発に注力するとしていましたが、撤退以降も今回のデバイス含めて4機種を発表しており、撤退とはいったい何だったのか?と思わざるを得ません。
今回のMeizu Meilan 20は、「AI 手机」つまりAIスマートフォンを謳いながら、中国UNISOCのSoCを搭載するスマートフォン。搭載するUNISOC T765は6nmプロセスを採用し、CPUは2.3GHz×6+2.16GHz×2と周波数の異なるCortex-A76を計8基搭載しているようで、古くはありますが極端に性能の低いスマホではなさそうです。
また、同チップの搭載によって中国国産で安心!をアピールしています。中国の方、これで安心ですか?
メモリは6/8GB、ストレージは128/256GBから選択可能となっています。ディスプレイは6.52インチの液晶で、90Hzのリフレッシュレートに対応。解像度は不明です。
カメラはメインが5000万画素、もう一つ確認できるカメラの役割や解像度は不明です。インカメラは800万画素。バッテリー容量は5010mAhで、1日以上持つとアピールしています。もちろんUSB Type-Cポートを搭載。
AI機能として、アシスタントや写真の生成、画像の拡張や文章の作成が行えるとしていますが、販売開始時点では一部利用できない機能があるようです。
本体色はブラックとホワイト、そして淡いパープルの3色。価格は1399元(2万7000円)からとなっています。
ところで、Meilan 20に尋常じゃないほど「このルックス、Xperia Ace IVじゃん」という感想を抱いてしまいました。
現状Xperiaの最廉価機種であるXperia Ace IIIの後継機には確たるリークはされておらず、次世代機種がどういった見た目になるのかわかっていません。しかし、Meilan 20の背面はXperia 10 V以前のルックスに近いトリプルカメラ風のカメラバンプを採用し、正面はXperia Ace IIIのようにティアドロップ型のインカメラ。次世代機種がどうなる?と想像したときに、意外とあり得そうなのが困ったところです。
OS | Flyme AIOS |
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SoC | UNISOC T765 |
メモリ | 6/8GB |
容量 | 128/256GB |
画面 | 6.52型 90Hz 解像度不明 |
カメラ | 5000万画素+サブカメラ |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 5010mAh |
寸法 | 厚さ8.3mm |
その他 | イヤホンジャック、microSDカード対応 |