E Ink(電子ペーパー)を搭載するタブレットを多数販売しているOnyxは、海外市場において6インチのAndroid搭載電子ペーパータブレットの「Onyx BOOX Go 6」を発表しました。
BOOX Go 6は、Android 12を搭載した電子ペーパータブレット。一般的な本と同レベルで目が疲れづらく、また表示を更新する際にだけ電力を消費するという電子ペーパーの特徴を活用し、モノクロの漫画や電子書籍を読む用途に特化した端末です。
搭載するSoCは非公表。メモリは2GB、ストレージは32GBとなっており、上位モデルに比べるとかなり少なめ。Androidを搭載しているため、Google Playストアから様々なアプリをインストールして利用することも可能です。
ただ、先に伝えた電子ペーパーの特徴から、動画や縦にスクロールするSNSなどとの相性は残像が発生してしまうため、利用の向いているアプリは限られそうです。
ディスプレイは、E Ink Carta 1300を採用。300 PPIの解像度で、まるで紙のような高精細な表示を実現しているとアピールしています。本体重量は146g、厚みは6.8mmで、下手すれば紙の書籍を持ち運ぶよりスペースを取らず軽量です。
電子ペーパータブレットのため、カメラは背面・正面いずれも非搭載。1500mAhのバッテリーを搭載し、1回の充電で数日間の読書が可能です。
またmicroSDカードスロットを搭載。書籍のデータをmicroSDカードに入れておくことにより、本体の容量を確保できます。
電子ペーパー自体は発光しないため、暗い環境下では本と同じように読みにくいですが、画面付近に画面に向けて照らすフロントライトを搭載。暗い環境下でも文字が読める上、周囲の明るさに合わせて暖色と寒色を切り替えることができます。
本体色はブラックのみ。海外では販売が開始されており、価格は149.99ドル、日本円にして2万2000円ほどとなっています。