インドを根城に地産地消を行うスマートフォン・フィーチャーフォンメーカーのLava Mobilesは、背面に1.74インチのAMOLEDセカンドディスプレイを搭載したスマートフォン「Lava Agni 3」を発表しました。
価格は8GB/128GBモデルが2万999ルピー(3万6000円)、8GB/256GBモデルが2万4999ルピー(4万3000円)となっています。
SoCはDimensity 7300Xを搭載しています。末尾にXが付くモデルは、本来折りたたみスマートフォンなどに特化したSoCであり、デュアルディスプレイをSoC側でサポートしていることが特徴です。これにより、メーカーはコストを抑えつつ、利便性の高い機能性を実現できます。
処理性能はミッドレンジクラスで、AnTuTuベンチマークスコアは約70万点です。メモリは8GB、ストレージは128GBと256GBから選択できます。
背面カメラは、Sony製の1/1.55インチセンサーと光学式手ブレ補正を搭載した5000万画素の広角カメラ、3倍光学ズームに対応した800万画素の望遠カメラ、800万画素の超広角カメラの3眼構成です。インカメラは1600万画素。
メインディスプレイは、120HzのリフレッシュレートとHDR10+に対応した6.78インチの曲面AMOLEDディスプレイで、解像度は1.5K、ピーク輝度は1200ニトです。
Lava Agni 3における最大の特徴は、背面に搭載された1.74インチのAMOLEDセカンドディスプレイ「InstaScreen」。通知の確認や着信の管理、選曲などができるとしていますが、非折り畳み端末においてそこまでメリットがあるかは不明。せいぜい背面カメラでの自撮り時に便利というぐらいではないでしょうか。
インド人は「〇〇で初めて搭載!」という言葉が好きなのか、インド向け端末の宣伝にはこういった謳い文句がたいてい入っているのですが、LAVA AGNI 3も同様。「インド初の1.74インチ有機ELサブディスプレイ搭載端末」と「同価格帯初のアクションキー搭載」を謳いますが、ほんとに額面通りに受け取ってもよいものか……。
LAVA公式サイトでは「India’s First* 4.41cm(1.74”) Secondary AMOLED Display」と注釈マークがついているにも関わらず、その注釈がどこにも記されていませんでした。しかしインド向けアマゾンの販売ページには「3万ルピー以下のスマホとして」という注釈が。つまり「インドで初のデュアルOLEDディスプレイスマホ!(ただし3万ルピー以下)」ということです。ズルくね?
シングルクリック、ダブルクリック、長押しで機能を割り当てられるカスタマイズ可能な「アクションキー」を搭載しています。カメラのシャッターボタン、サイレント/ミュート/着信の切り替え、アプリの起動などを割り当てることができます。
OSはAndroid 14で、3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチの提供が保証されています。バッテリー容量は5000mAhで、66Wの急速充電に対応しています。本体色はPristine GlassとHeather Glassの2色展開です。
Amazonですでに販売を開始しており、最廉価モデルの8GBメモリ+128GBストレージに充電器が付属しないモデルで2万999ルピー、日本円にして3万7000円。
OS | Android 14 |
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SoC | Mediatek Dimensity 7300X |
メモリ | 8GB |
容量 | 128GB/256GB |
画面 | AMOLED 6.78型 1200×2652 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+800万画素望遠+800万画素超広角 |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 5000mAh 66W有線充電 情報なし |
寸法 | 163.7 x 75.5 x 8.8 mm、212g |
5G | 情報なし |
LTE | 情報なし |
3G | 情報なし |
その他 | IP64防塵防水, 指紋認証(画面内蔵),デュアルSIM、背面セカンダリディスプレイ(1.74インチ AMOLED 336×480ピクセル) |