最近流行のウルトラブック、それからMac Book Air はコンパクトで持ち運びしやすいのは良いですが、基本的にUSBポートが2つしかありません。外出先では良いかもしれませんが、汎用的に使うUSBなだけに、自宅での作業では少し心許ないのも本音です。
今回 Anker POWER USER PROGRAM にて、評価機材を頂戴したので、レビューを掲載していきます。
その数なんと9ポート
驚くことなかれ「68ANHUB-B10A」は、9つものポートを備えたUSBハブです。今までいくつもUSBハブを買ってきましたが、この数を備えるハブを手にしたのは初めてです。
USBハブには、元になるポートの電力で動作する「バスパワータイプ」と、ACアダプタを接続して自身で電力を供給する「セルフパワータイプ」がありますが、本モデルはACアダプターが必要な「セルフパワータイプ」です。
サイズはポートの多さもあってかそれなりにあります。セルフパワータイプなので、据え置きで使うことを考えた方が良いでしょう。
+1ポートでスマホの充電もできる
画像を見て「いやいや、10ポートじゃないですか」と思われた方、半分正解です。実はこの一番したにあるポートはスマートフォンやタブレットの充電専用のポートです。
2.1A の高出力が得られるので、タブレットの充電はもちろんスマートフォンの高速充電が可能です。一応、他のポートでは 0.9 A の電力を得ることができるので、すべてのポートでスマホの充電も可能です。
ACアダプタがデカい
写真を見ていただくとUSBハブ自体は「すごくスリム」ということがおわかりいただけるかと思います。本体の上部も鏡面加工がなされており、インテリアとしても十分に栄える一品となっています……1点を除いては……。
そう……付属のACアダプタのサイズがとても大きいんです。箱を持ち上げたときに「なんでUSBハブなのにこんなに重たいんだ?」と思ったのですが、中を見てみると納得、巨大サイズのACアダプタが鎮座していました。
幸いにして、ACアダプタからハブまでのケーブルが長いので、目立たないところにこっそりと置いておきましょう!
これだけあれば、もう何も怖くない
とりあえず手持ちの USB3.0 対応デバイスを接続してみました。こうやって見てると、案外私の環境はまだUSB3.0に移行しきっていないですね。
しかし、USB3.0 と UHS-1 に対応したSDカードから、大量の写真を取り込んだときの速度はすばらしく、これを一度使ったらもう二度とUSB2.0には戻れないなと思いました。
電源コネクタを接続すると、緑色のランプが点灯。PCとデータのやりとりをしているポートの数が青色に発光するので、どのポートが使われているか、使われていないかも一目瞭然です。
大量の機器をここに集約せよ
大は小を兼ねるというのは、まさにこのことで、大量のデバイスがこのひとつのハブに集約できます。接続しているデバイスすべてで通信を行うと、当然ながら速度は落ちますが、外付けHDDやSDカードリーダなど、取り外しが煩わしい製品をつなげた状態にして、自宅や職場についたら、愛機にプラグインというのが、良いのではないでしょうか。
お値段は5000円弱と少しお高めですが、この「ポートがたくさんある」という精神的余裕は、まさにプライスレスです。