HTCは、64bit対応のプロセッサーを搭載した「Desire 820」を正式発表しました。出荷時はAndroid 4.4 KitKatですが、Android Lへのアップデートが予定されています。
フロントカメラは800万画素で、Full HD録画対応など、自撮り(セルフィー)文化圏で大きな需要がありそうです。
OS | Android 4.4 KitKat |
---|---|
CPU | Qualcomm製 64bit対応 Snapdragon 615 MSM8939 オクタコア(ARM Cortex A53 1.5GHz ×4, 同1.0GHz×4) |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
ディスプレイ | 5.5インチ HD |
カメラ | 1300万画素, レンズ F値2.2, BSI |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 2600mAh |
その他 | 64bit, nanoSIM |
LenovoのVIBE Z2と同じく、こちらも64bit対応のプロセッサーを搭載しています。
Snapdragon 615は比較的廉価帯のSoCです。 オクタコアを構成するCortex A53は、Cortex A7と同じ位置づけですが、64bitになっています。
Android側が64bitにまだ対応していないので、32bitの互換モードで動くことになります。CPUの命令セットをそのまま叩くようなアプリでは意味がありますが、今のところネイティブコードで書かれているアプリは少ないので、現時点では64bit対応のSoCを搭載していることに大きな意味はなさそうです。
ポップなカラーリングが魅力的な本機種ですが、発売は9月後半となっており、発売が楽しみなところです。なお、日本市場に関してはアナウンスされていません。