FBIのJames Comey長官は、例の銃乱射事件の犯人のiPhoneのロック解除について、民間企業から購入したツールを使用したことを認めました。
なお、ツールについてはCellebrite社のUFED Touchが使われた可能性が指摘されています。
銃撃事件の犯人が所持していたiPhoneは、iOS 9を実行するiPhone 5cでした。これは指紋認証センサーを搭載していないモデルです。これについてはツールで解除できたものの、5s以降のモデルではツールは動作しなかったそうです。
FBIが最初からiPhoneのロック解除方法を知っていたにも関わらず訴訟に踏み切ったのは、5s以降のiPhoneでのロック解除方法を確立するためと考えると腑に落ちます。
米上院議員からは暗号化を規制するための法案提出の動きもあり、今後の展開が気になるところです。