Pixivは、新興SNS「Mastodon(マストドン)」を扱うためのクライアント「Pawoo」をリリースしました。
PawooにPixivアカウントでログインできる上に、Pawoo以外のインスタンスにもログイン可能です。
Mastodonは、Twitterライクな短文投稿サービスで、Twitterの140文字よりも長い最大500文字が投稿可能なテキストコミュニケーションサービス。TwitterライクなUIを備えます。
Twitterとの最大の違いは、TwitterがTwitter社一社による管理下にあるのに対し、Mastodonは個人や団体、企業が独自のサーバーによる「インスタンス」を持つことができることです。例えば、Twitterでは児童が被写体と見られる創作物に対して投稿者にアカウント凍結措置が取られており、Pixivの管理するインスタンス「Pawoo」に対しても同様の批判があります。しかし誰もPixivのサーバーを停止させることはできず、あくまで欧米のサーバーからPawooが切断されるのみで、Pawoo自体は依然として稼働を続けています。中央集権の絶対的管理者が不在であるということ、これがTwitterとの最大の違いであり、ユニークな部分です。
なので、様々なインスタンスにアカウントを持っているユーザーも多いかと思いますが、これらの様々なインスタンスのアカウントに横断的にログインできるのが、Pawooの強みとも言えるでしょう。
UIはホームやインスタンスのタイムラインが見られるほか、お気に入りや通知にも対応しており、最低限の機能を備えています。
なお、iOS版は近日公開となっています。今すぐにPawooをiPhoneで使いたいのであれば、Pictdon for Mastodonがおすすめです。