これまでBlackBerryやPalm、Alcatelブランドのスマートフォンを展開してきた中国メーカーのTCL社。今回、TCLはIFA2019にて、初の自社ブランドを冠するスマートフォン「TCL Plex」を発表しました。
CPUにSnapdragon 675を搭載するミッドレンジスマホ。ディスプレイは6.45インチのパンチホールディスプレイ、背面には指紋センサーとトリプルカメラを備えています。
TCL Plexのスペックはこのようになっています。
OS | Android 9.0 (Pie) |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 675 |
メモリ | 6GB |
容量 | 128 GB |
画面 | 6.53型 |
カメラ | 48 MPf/1.8, 26mm (広角) 16 MP f/2.4, 13mm (超広角) 2 MP f/1.8 |
インカメラ | 24 MP (広角) |
電池 | 3820mAh |
寸法 | 162.2 x 76.6 x 8 mm, 192g |
その他 | Type-C, 急速充電,18W |
トリプルカメラを搭載する多くのスマートフォンでは標準+超広角+望遠という仕様が多い中、TCU Plexのトリプルカメラは48MPの標準カメラに16MPの超広角カメラ、2MPの暗所用カメラとなっています。
暗所用カメラを搭載し先進の低照度撮影処理により暗闇を明るく撮ることができるということです。(写真も動画も可)
カメラの1画素は、なんと2.9μm。P20 Proは1μm、iPhone XSとGalaxy S10は1.4μmであるので、いかに大きいかがおわかりいただけると思います。それだけ多くの光を取り込めるので、低照度撮影に強いというわけですね。
また、ディスプレイはHDR再生にこそ対応していないものの通常の動画をリマスターすることで、HDR並みのコントラストと色合いを再現することができます。
端末左側にはスマートキーがあり、長押しすることやボタンの押す回数によって事前に決めた特定のアプリを瞬時に起動できます。
近年の中華スマホは似通ったスペックのものが多い中、TCL Plexは暗所撮影に特化していたり、通常の動画をHDR並みの動画にリマスターできたりと、他のスマホには搭載されていない独特の機能を持ち、良く差別化できているように感じられます。
価格は330ユーロ、日本円では約3万9000円で発売されるということです。