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クリプト界隈必見、世界初「BTCフルノード運用」可能なスマホ「HTC Exodus 1s」登場。お値段2万7千円

 台湾メーカーHTCは、ベルリンのLightning Conferenceにて、Bitcoinネットワークをサポートするブロックチェーンスマホ「Exodus 1s」を発表しました。価格は219ユーロ(約2万7千円)。ドイツ、ギリシャ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦など、ヨーロッパと中東の27か国で販売予定。

 HTC曰く、本機はBitcoinフルノードを立ち上げることのできる初のスマートフォンとのこと。中央集中型のサードパーティに依らずトランザクションを検証・送信できます。

 本機の登場により、ノード運用の敷居は下がり、ユーザーはより簡単にBTCネットワークのセキュリティーに貢献できることになります。

 また、仮想通貨(暗号資産)を安全に保管するハードウェアウォレット機能「Zion」を備えており、BTC、ETH、LTC、XLM、EthereumベースのERC-20 / ERC-721トークンなど、様々な仮想通貨を保管、送受信が可能。ポケットの中に独自の分散型銀行を持てるような夢が実現します。

 クリプト愛好家には夢のあるスマホであるものの、問題はそのスペックの低さ。3年以上前のローエンドチップセットであるSnapdragon 435、実行4GBメモリ、64GBストレージ、3000mAh電池、5.7型 720p解像度、OSは未だにAndroid 8.1 Oreo、端子はUSB Type-CですらなくmicroUSBなど、基本仕様は極めて貧弱です。

 Bitcoinフルノード運用には電池を大きく消費します。HTCはフルノード運用時、充電とWi-Fi接続を推奨しています。

 また、台帳保存に要する250GB以上の容量を、内蔵ストレージでは全く確保できておらず、microSDカードによる容量拡張が不可欠です。最大400GBのmicroSDXCカードを認識できます。

 フルノード運用機能は、2018年末に発売されたHTC Exodus 1にもアップデートで追加される予定とのこと。こちらはSnapdragon 845を搭載しています。より本格的に浪漫を追い求めるなら、上位モデルを検討するのも良さそうですね。なお、Exodus 1のストレージは128GBにとどまっています。

 ちなみにHTC Exodus 1 / 1sのいずれにおいても、マイニング機能まではサポートしていないようです。

 HTCは危機を迎えており、スマートフォンは全く売れておらずシェアは激減、仮想通貨という飛び道具で博打を打っている状況ですが、仮想通貨市況は無情にも冷え込んでいます。最近は経営を立て直すため仏OrangeからYves Maitre氏をCEOに迎えたばかり。

 HTCは目論見通り仮想通貨とVRで復活できるのか?HTC Exodus 2は出るのか?今後に注目です。

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