NTT(日本電信電話株式会社)とNECは、革新的光・無線技術を活用したICT製品の共同研究開発およびグローバル展開を目的とした資本業務提携に合意したと、本日正式発表しました。
NECの「O-RAN Alliance(Open Radio Access Network Alliance)」普及促進、NTTの「IOWN構想」に、両社が技術開発で協力。両社が中心となり、他の通信機器ベンダーとも連携しつつ日本の産業競争力強化および通信インフラの安全性・信頼性の一層の確保にも貢献するといいます。
今回の提携で、O-RAN準拠の国際競争力のある基地局を共同開発するとのこと。ちなみにNokiaも今週、O-RAN準拠の5G Cloud-RANソリューションを発表しています。
NECは本日の取締役会で、NTTを割当予定先として、第三者割当の方法による新株式の発行及び自己株式の処分を行うことを決議。NECは645億円を調達、NTTはNEC株式4.8%を取得、NTTがNECの第三位の株主となる見通し。
中国の台頭、国際情勢の変化により、自国・自陣営での技術保持や調達が重要となりつつある昨今、そうした変化に対応するものと考えられます。