Googleアシスタントのように呼び掛けたり電源ボタンを長押しすることで表示できるGeminiのオーバーレイ表示が、デザインを大きく刷新する可能性があるようです。Android Authorityが伝えています。
伝えられたところによれば、Googleアプリの最新ベータ版(バージョン15.49.40.sa.arm64)において、Googleがオーバーレイ表示を刷新し新たなアニメーション効果を取り入れていることが判明しました。
現行のGeminiのオーバーレイは画面下部20%程度を覆いますが、新しいオーバーレイは非常にコンパクトで画面上のコンテンツをあまり邪魔しないようになり、周囲の紫とピンクを基調としたグローが現れるように。
また、Android Authorityによれば、Geminiのオーバーレイのデザインの変更は先週にもあったようで、その時点では同様にコンパクトなUIであったものの、周囲を縁取るアニメーションは無く、とてもシンプルなものになっていました。
このデザインは、Apple Intelligenceが導入された後のSiriのアニメーションを彷彿とさせますが、あちらは画面全体がレインボーの帯で縁取られている一方で、Geminiのそれはメインのテキストボックス周辺のみと、まだまだシンプル。
なお、このGeminiのオーバーレイ新デザインは現在のベータ版では利用できませんが、今後のGoogleアプリのアップデートで提供が開始される見込みです。また、apkファイルの解析によって将来の実装が期待される機能は、当然ながら正式リリースまでに機能性が変更される可能性があることにも留意が必要です。
ところで、MicrosoftにしろAppleにしろGoogleにしろ、大手IT企業の個人向けのAI搭載サービスってどれもレインボーやカラフルなのでしょうか。今に始まったことではありませんが、Claudeのような落ち着いた色合いのAIサービスももう少し増えてもいいのではないかとも思ってしまった次第です。