弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

令和に2G専用!フィーチャーフォン「HMD 100」など3機種発表

 2G!2G、2G!2G!

 HMDは、この時代になんと2G専用のフィーチャーフォン「HMD 100」「HMD 101」「HMD 102」の3機種を発表しました。GSMArenaが伝えています。

 価格はインドでHMD 100が約10ドル(約1500円)、HMD 101が約11.50ドル(約1700円)と超廉価。HMD 102の価格は不明ですが、おそらく同程度でしょう。しかし、問題はこれらが4G非対応、つまり2G専用端末であることです。

 機能面では3機種で差別化されており、最上位のHMD 102はLEDフラッシュ付きカメラとMP3プレーヤーを搭載。HMD 101はカメラを省略し、さらにHMD 100はMP3プレーヤー機能をも省いており、microSDスロットもない可能性があります。充電端子は3機種ともmicroUSBを採用しています。

 気になるのは、世界中で2Gおよび3G回線の停波が進んでいること。日本では2Gは2010年(ソフトバンク)から2012年(NTTドコモ)にかけて終了済み。3Gも2022年にau、2024年にソフトバンクが終了しており、NTTドコモも2026年3月31日に終了予定です。欧州でも英国が2025年末に3G終了予定で、2Gも順次終了しています。さらにEUではUSB-C義務化により、microUSB採用のこれら端末は法的に販売不可能です。

 では誰向けなのかというと、インドなど一部の市場向けでしょう。インドでは2Gネットワークがまだ稼働しており、HMDインドのサポートページにはすでにユーザーガイドが掲載されています。なお、HMDは同じデザインの4G対応版(HMD 101 4G、HMD 102 4Gなど)も別に販売しており、そちらはデュアルSIMとUSB-Cに対応しています。

 正直なところ、2025年に2G専用端末を発売する意義は疑問です。確かに価格は魅力的ですが、多くの国ではすでに使えないか、近い将来使えなくなります。インドのような特定市場向けと割り切った製品なのでしょうが、長期的な使用を考えると4G版を選ぶ方が賢明でしょう。

 とはいえ、1500円から1700円という価格設定は、インドなどの市場では無視できない魅力でしょう。HMDがここまでコストを削減した製品を用意しているということは、その需要が確実に存在するということです。4G版より数百円でも安く提供することが重要な市場があることも事実。ただし、2Gネットワークが存続している地域限定の製品であることは間違いなく、グローバル市場で広く販売できる製品ではありません。

情報元HMDGSMArena
詳しく読む
すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない
Rakuten Ad
Rakuten Ad