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ロケット噴射も耐える!SpaceXが海上インターネット「Starlink Maritime」展開

 衛星インターネットサービスを手がけるSpaceXは4月19日、船舶向けのサービスとして「Starlink Maritime」を発表しました。

 このサービスは別売の専用アンテナを船に設置することで、陸から遠く離れた洋上でもインターネットを利用できるというもの。

 通信エリアは地球上の海のほぼ全てをカバーするほか、湖沼など内陸の水域にも対応します。各国の領海内や内陸水域で使う場合は各当局の承認が必要。

 通信速度は、下り最大220Mbps(洋上の場合)と固定回線並みの品質を確保。小さなボートから大型の船舶まで、幅広いシーンに対応している点も強みです。

 船に設置する専用アンテナは、洋上の厳しい自然環境(極端な寒さ、暑さ、雹、みぞれ、大雨、強風)だけでなく、ロケットエンジンの噴射にも耐えられる高耐久仕様。

 実際に、同社のロケットが帰還する際のライブ配信にも、Starlink Maritimeが使用されています。

 4月19日現在の契約可能エリアは、アメリカ・イギリス・フランスなど約50地域。日本からの契約には非対応です。

 これまでも船舶向けの衛星インターネットサービスは存在しましたが、通信速度が遅いなど、陸地と同じ感覚での使用は難しいのが実情でした。

 Starlinkの参入で、この分野での競争や価格破壊、技術革新が今後どのように進むのか注目したいところです。

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