イーロン・マスク率いるSpaceXは、衛星を用いたブロードバンドサービスであるStarlinkの新型アンテナ、Starlink Miniを発表しました。現時点では米国限定で、発売時期や米国外への展開予定は不明。
Starlinkのアンテナは用途に合わせたいくつかのモデルが存在しますが、今回のMiniは日本で販売されていない「スタンダード」を小型化したようなモデルで、Starlinkの従来アンテナの大きな特徴である「自動で衛星の方向を向く」という機能が搭載されていません。
もちろん大きさや重量も控えめで、長辺と短辺のサイズはA3サイズに近くなっているほか、重量もケーブル含めてわずか1.6kg。スタンドを除いた厚みは38.5mm。
これまでのモデルではWi-Fiルーターが内蔵されておらず、別途ルーターが必須となっていたところ、Starlink Miniはこれを内蔵。ケーブルをつないで向きを合わせるだけで完結します。
イーロンマスク氏はTwitter(X)にて、セットアップにStarlink Miniのバックアップに5分もかからなかったと投稿し、この製品が世界を変えると自信ありげにアピールしています。
現時点では、アーリーアクセスとして限定数を599ドル(9万5000円)で販売中としていますが、今後価格を引き下げることを目指しているといいます。
I just set it up right now and am writing this post through space.
Took less than 5 mins. Easily carried in a backpack.
This product will change the world.
— Elon Musk (@elonmusk) June 17, 2024