今や完全にハイエンドスマートフォンの必須要件となった高駆動。しかし近いうちに発表されるであろう次期iPhoneは、あろうことか、これを断念した可能性があります。
Apple関係者筋に情報源を持つと見られるリーカーの一人Jon Prosser氏は、Appleは高リフレッシュレートのディスプレイに不可欠なドライバICを見つけるのに苦労していたと報告。
iPhone 12 Pro Max評価試作機では、高駆動モデルが発見されています。リフレッシュレート60〜96HzのドライバーICで120Hz高駆動ディスプレイを機能させることを試みていたようですが、このアイディアを断念したとのこと。
Prosser氏いわく、iPhone 12は量産に入っており、120Hzモデルはないとしています。90Hzですらなく、60Hzに留まるとのこと。
Mass production started this week btw
— Jon Prosser (@jon_prosser) September 11, 2020
つい最近までは、様々なリーカーが120Hz非対応説に転じていましたが、ほぼJon Prosser氏のみが120Hz対応を主張していました。
I, Jon Prosser, myself can confirm it’s coming to the pro models of the 12 series. 120hz is official fags
— Jon Prosser (@jon_proser) September 11, 2020
リーカー界隈の中では、Jon Prosser氏やMax Weinbach氏が強く支持していたiPhoneの高駆動化。一方で、ディスプレイサプライヤー業界に精通したRoss Yang氏は一貫してこれを否定、次期iPhoneは低駆動もしくは不完全な高駆動対応になると伝えていました。後にMax Weinbach氏がiPhoneは高駆動化しないと主張を変更。今になってようやくProsser氏もiPhoneの高駆動化を否定した形。
Jon Prosser氏もApple関係者筋に情報源を持っていることは間違いないですが、握っている情報源の質や数、それらを総合して真実がどこにあるのか読み解く能力では劣位が見られます。
AQUOSが率先し、iPad ProやRazer Phoneが切り拓き、ハイエンドモデルの必須条件となった高駆動画面。1秒間に1.5倍、2倍の画面書き換えを行うため、非常になめらかな表示に。一度これに慣れてしまうと、もう戻れません。本当に120Hzを断念して低駆動であるとすれば、心底残念と言うほかありません。
AQUOS zero5Gの4倍速駆動、超スローモーションで撮影してみた。秒間60コマはカクカク。ぜんぜんちがうね。
左:120Hz+黒120枚=240Hz
右:60Hzもちろん普通に見てる分には黒挿入は見えてない、スロモでようやく見れる。単に滑らかなだけではなく黒挿入で網膜残像低減くっきり表示。 pic.twitter.com/CLZIoGEfHB
— 📱すまほん!!☁5G📶 (@sm_hn) September 11, 2020
iPhone 12シリーズは指紋認証センサーは非搭載で顔認識のみ対応、12 Pro Maxのみ5Gミリ波/LiDARスキャナ対応、2020年10月以降発表と噂されています。
iPhone 12シリーズ
— 📱すまほん!!☁5G📶 (@sm_hn) September 13, 2020