Appleから発売された新型スマホ・iPhone12 Proを入手しました。自分は普段、Galaxy S20+というAndroidスマホを使用しているのですが、新型iPhoneの素晴らしいデザインに心惹かれ、試してみたくなり購入を決意。
この記事では、iPhone12 Proを実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。
Index
外観
今回のiPhoneの付属品は、今までよりも減少。削除されたものは以下の通りです。
- ACアダプタ
- EarPods
本体以外の付属品は、USB-C – Lightningケーブル、マニュアルのみ。かなりシンプル。そのため従来より箱の厚さが薄くなり、かなりスリムになった印象です。
購入したのは「iPhone12 Pro・128GB・パシフィックブルー」です。今回から新たに追加された新色ですが、非常に大人びた雰囲気を与えてくれます。かなり深めの青色で、光の当たり具合によって色合いが変化します。
背面はテクスチャーマットガラスが採用されているので、指紋や汚れがほぼ目立たなく、さらさらとした手触りです。できれば、ケースなしで運用したいですね。
サイドフレームはステンレススチールが使われています。非常に光沢感があり、美しいのはいいのですが、いかんせん指紋がかなり目立ちます。机の角などにぶつけてしまうと、剥げてしまってかなり目立ってしまうので、取り扱いには気を付けたいところです。
角ばったデザインに変更されたiPhone12シリーズですが、非常に美しい。一つの芸術品のような仕上がりで、所有感・満足感ともにかなり満たされます。自分はこのデザインに惹かれた購入したのですが、正解でした。
繰り返しにはなりますが、サイドフレームは汚れや指紋がかなり目立ってしまうので、そういった点が気になる方はサイドフレームがアルミ素材のiPhone12を購入することを推奨します。
自分が昔使用していたiPhone 5と一緒に撮ってみました。イヤホンジャックの有無など細かい違いはあるものの、かなり似たデザインに仕上がっています。個人的には、かつてのiPhone4sやiPhone5のような角ばったデザインがかなり好みだったので、今回のiPhone12シリーズのデザイン変更はとても嬉しいです。
ノッチ部分は相変わらず「大きいな」といった印象。iPhone12シリーズのリーク情報が飛び交っていた時期には、このノッチ部分が小型化するかも?という噂が出ていましたが、結局、前と同じサイズでした。
ディスプレイ・持ちやすさ
iPhone12 Proは、前モデルのiPhone11 Proよりディスプレイサイズが大きくなっています。
- iPhone12 Pro→6.1インチ
- iPhone11 Pro→5.8インチ
若干縦方向に大きくなりましたが、重さはほぼ変わらず。
iPhone12シリーズは、すべてのモデルに「Super Retina XDR ディスプレイ」という有機ELディスプレイを採用しています。ダークモードの恩恵を受けることができたり、さらに鮮やかな描写が可能になったのですが、初期設定を終えた段階だと、黄色く変色しているような印象を受けました。Night ShiftはOFFにしてもしっくり来なかったのですが、どうやら「True Tone」が悪さをしていたみたいです。OFFにしたら改善されました。
角ばったデザインに変更された影響で、持ちやすさもだいぶ変化しています。自分はiPhone11を以前使用していました。丸みを帯びたデザインなので、手のカーブにいい感じでフィットしてくれてかなり持ちやすかったです。
iPhone12 Proは角ばっているので、手にしたときにエッジ部分が手に刺さる感じがします。iPhone11と比べて、少しホールドしにくくなった印象。使い勝手に関しては以前のほうが良かったかもしれません。
6.1インチに画面サイズがUPしたiPhone12 Proですが、その分、得られる情報量が増えたり、迫力が増したりなど、メリットが多くあります。ここは非常に嬉しい変更点です。
片手操作に関しては何とかいけました。自分は、標準サイズより少し小さめの手ですが、ギリギリ片手操作可能です。標準サイズくらいの手の方なら、問題なく快適な操作ができるでしょう。
カメラ性能
iPhone12 Proでは新たに「LiDARスキャナ」が搭載されたり、すべてのカメラでナイトモードが使えるようになったりと、進化を遂げています。カメラ構成は、「広角・超広角・望遠」。非常に使い勝手のいい構成となっていますね。
実際にiPhone12 Proで写真を撮ってきました。
広角
広角カメラに関してはF値がF1.6 になり、従来より明るく撮れるようになりました。一枚目の写真は、夕方の暗めのシーンなのですが、進化した広角カメラのおかげで、より明るく・鮮やかな写真に仕上がりに。
暗闇での撮影時に役に立つナイトモードですが、暗い場所で撮影すると自動でナイトモードが適用され、ソフトウェア側で処理をしてくれます。光量の多すぎるシーンだと、「若干明るすぎるかな?」といった印象ですが、3枚目の写真のような場面だとバランスのいい写真に仕上がります。
白飛びも抑えられていますし、看板の文字も潰れることなく表示されていますね。
超広角
超広角カメラだと、より画角の広い写真が撮影可能に。街中や、綺麗な自然、より多くのものを記録したい場合などで役立ちます。
広角カメラと同じ位置で撮ってみましたが、ずいぶんと情報量に差がありますね。色合いも非常によく、クッキリとした写真に仕上がっている印象です。
ただ、超広角カメラでの夜景写真は少し残念でした。一枚目の写真に関しては、左下の手すり部分のディテールが残念、ノイズも多め。
望遠
望遠カメラだと、夜景でも非常に綺麗な写真に仕上がります。看板の文字もきちんと読み取れますし、荒っぽさもありません。超広角カメラとは違い、ノイズもあまり見られませんね。
ポートレート
ポートレートで撮った写真ですが、フチの部分がかなり綺麗にくり抜かれているのが確認できます。ソフトウェアやA14 Bionicチップの進化が影響しているのでしょうか、ハイクォリティー。
LiDARスキャナ
iPhone12 Pro/Pro MAXに搭載されているLiDARスキャナ。光が物体に反射して戻ってくる間の時間を計測し、その空間を正確に把握するといった働きをしてくれます。被写体の形を読み取ることで、ARオブジェクトとして表示が可能になります。
個人的には、このLiDARスキャナのおかげで、iPhoneの「計測」アプリがさらに使いやすくなりました。
長さや面積を測定する際、今までだとiPhoneを円を描くように回さないといけなかったり、明るさを確保したり、ひと手間かかっていました。
しかし、LiDARスキャナを搭載したおかげで、iPhoneを向けるだけで瞬時に計測してくれるんです。今後、LiDARスキャナを利用した実用的なARアプリが増えるのに期待したいところ。
Face ID”だけ”は非常に残念
わかっていたことではありますが、生体認証がFace ID 顔認識しか使えないのは、やはり非常に使いにくいですね。
マスクをしていると認証を突破できないので、いちいちパスコードを手打ちしないといけません。スマホは一日に何十回とロック解除をするものですから、かなりストレスが溜まりました。
コロナウィルスの終息のめどが立たつ様子は今のところありません。ぜひとも来年のiPhoneではTouch IDの採用を検討してもらいたいところですね。顔認証、使いづらすぎます。
バッテリー持ち
iPhone12 Proのバッテリー容量は2815mAh。11 Proの3190mAhから減少していますが、実際はどうなのか?
iPhone12 Proを数日使ってみましたが、A14チップの省電力性能や、ダークモードの恩恵もあって、結構持ってくれた印象です。輝度50%でYouTubeを2時間垂れ流ししたところ、12%しか減りませんでした。
朝8時に家を出て、SNSや動画視聴、Webブラウジングなどをし、18時ごろに家に帰った時のバッテリー残量は55%程度でしたので、2日は持ちそうです。
5G使用時にはもう少し消費電力が増えると思われるので、5Gが普及してくると使い勝手がどの程度変わるのか、非常に気になるところです。
総評
やはり、一番大きく変わった点は「デザイン」だと感じます。かつてのiPhone5のようなデザインは非常に気に入りました。持ちやすさはiPhone11のような丸みを帯びたデザインよりは悪くなった印象を受けましたが、ここは個人差があるところです。
LiDARスキャナやカメラの強化、動画撮影強化などの変更点もありますが、「多くの人が使う機能か?」「とても大きな進化か?」といわれれば微妙です。ただ、LiDARスキャナに関しては、今後のARアプリの進化によっては評価が大きく変わるかもしれません。
カメラ性能にこだわらない人であれば、一つ下のモデルである「iPhone12」を選ぶのもいいですね。11月6日から「iPhone12 mini / Pro Max」の予約が始まります。そちらも視野に入れつつ、自分に合ったモデル選びをしてみてください。
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