ソニーは11月9日、AIロボティクス領域におけるドローンのプロジェクトを開始すると発表しました。
ソニーはイメージング&センシング技術や、リアリティ/リアルタイム/リモートの
「3Rテクノロジー」を活用。新しく「Airpeak(エアピーク)」なるブランドを立ち上げるとのこと。事業開始は2021年春。
AIロボティクスを活かした賢い飛行によって新しい産業向けの領域を開拓していくことが予想されます。
ドローンの分野では、中国DJIがトップの地位にあります。しかしながら昨今の貿易戦争、西側での対中意識の変化、安全保障問題と言った情勢の変化から、米国では中国製ドローンの排除が進み、日本政府も2021年度以降の新規調達から中国製ドローンを排除します。こうした空白にソニーが食い込む可能性もあるのでしょうか。
映像クリエイターを支援し、エンタテインメントのさらなる発展に寄与するとSonyはリリース内で述べていることから、写真や映像の撮影に特化したドローンも登場するようです。筆者もDJIのドローンを空撮用に愛用しており、Sonyから対抗機種が出てくるとすれば楽しみなところです。
同じくドローン事業を展開するメーカーとしては、ソニーから売却され独立したVAIO株式会社が、ドローン事業を行う子会社VFR株式会社を設立しています。11月10日には、VFRは株式会社自律制御システム研究所(ACSL)と共同でドローン物流用機体の開発に着手したとリリースしています。