最大200倍望遠、モノクロカメラ復活!
Huaweiは、7月29日日本時間8時30分から行われた新製品発表会で、同社の最新フラッグシップスマートフォン「Huawei P50」シリーズを発表しました。
Huawei P50シリーズ発表
Huawei P50シリーズは、P50(無印)とP50 Proの2機種で、Pro+モデルはありません。
デザイン
Huawei P50シリーズの外観は、先代のP40シリーズと比較してより特徴的なデザインになっています。背面には、P50は3つ、P50 Proは5つのレンズを備える、存在感のあるカメラユニットが2つ。
Huawei P50シリーズでは、上位モデルのP50 Proは、画面両端が湾曲したエッジディスプレイ、P50(無印)は、フラットディスプレイになっています。
本体色は、P50がブラック、ゴールド、ホワイトの3色、P50 Proはブラック、ゴールド、ホワイト、ピンク、ブルーの5色から選択可能。高級感のある色合いになっています。
カメラ
Huawei端末といえば、やっぱりカメラ。P50(無印)は3眼、P50 Proは4眼で、レンズ構成は次の通り。
- P50:13MP 超広角、50MP 広角、12MP 望遠
- P50 Pro:13MP 超広角、50MP 広角、64MP 望遠、40MP 白黒
P50/P50 Proどちらも、メインの5000万画素広角カメラにOIS(光学式手ぶれ補正)を備えています。また、P50には、無印モデルで初めて望遠レンズが搭載されています。より高解像度な望遠レンズを持ち、P50 Proは最大200倍、P50は最大80倍のデジタルズームが可能です。
また、P50シリーズには、P40シリーズから搭載された画像融合エンジンFusion Proがさらにパワーアップした、「XD Fusion Pro」を搭載。より明るく、より鮮明な画像を撮影できます。
また、P50 Proには、P20 Pro以来となるモノクロカメラを搭載。XD Fusion Proを利用して、通常のカメラとモノクロカメラを連携して撮影することで、P40 Proと比較して収集できる光量は約103%増加しました。
発表会では、度々iPhone 12 Pro Maxとの比較画像が登場し、その性能差をアピールしていました。
スペック
Huawei P50(無印)は、SoCにSnapdragon 888を搭載。P50 Proは、Snapdragon 888またはHuawei独自のKirin 9000から選択可能です。なお、P50シリーズは、どちらのSoCを選択しても5G非対応となります。
内蔵ストレージは、P50が128GB/256GB、P50 Proが128GB/256GB/512GBから選択可能で、実行メモリは基本8GB。P50 Proは実行メモリ12GBも選択可能です。
また、有線最大66W、無線最大50Wの急速充電にも対応。P50 Proは4360mAh、P50は4100mAhのバッテリーを搭載しています。
スペック詳細は以下の通りです。
Huawei P50 Pro | Huawei P50 | |
---|---|---|
OS | HarmonyOS 2.0 | |
SoC | Kirin 9000 または Snapdragon 888 4G |
Snapdragon 888 4G |
メモリ | 8GB/12GB | 8GB |
容量 | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB |
画面 | 6.6インチ OLED リフレッシュレート最大120Hz |
6.5インチ OLED リフレッシュレート最大90Hz |
カメラ | 超広角:13MP、ƒ/2.2絞り値 広角:50MP、ƒ/1.8絞り値 望遠:64MP、ƒ/3.5絞り値 モノクロ:40MP、ƒ/1.6絞り値 |
超広角:13MP、ƒ/2.2絞り値 広角:50MP、ƒ/2.2絞り値 望遠:12MP、ƒ/3.4絞り値 |
寸法 | 158.8 × 72.8 × 8.5 mm, 195g | 156.5 × 73.8 × 7.9 mm, 181g |
バッテリー | 4360mAh | 4100mAh |
その他 | 最大66W急速充電対応 |
価格・発売日
Huawei P50 Proは、7月30日より予約が開始され、8月12日から発売となります。価格は選択したモデルにより異なり、最安価モデルはSnapdragon 888搭載、内蔵ストレージ128GB、実行メモリ8GBのモデルで、6000人民元(約10万2000円)から。また、フルスペック(Kirin 9000搭載、内蔵ストレージ512GB、実行メモリ12GB)モデルは、8400人民元(約14万2000円)となっています。
また、Huawei P50は、9月以降に発売され、価格は4500人民元(約7万6000円)からとなっています。
従来は海外で発表していたところを今回の発表では中国国内で発表するに留まっています。P20 Proから復活した「白黒カメラを組み合わせた合成処理」にはワクワクしますが、禁輸措置により5Gには非対応なのは残念ですね。
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