INFOBARや無印良品の深澤直人がデザイン!
realmeが「realme GT Master Editionシリーズ」を正式発表しました。
ハイエンドモデルの「realme GT Master Explorer Edition (真我GT大师探索版)」、ミドルレンジモデルの「realme GT Master Edition (真我GT大师版)」があり、それぞれスペックが異なります。
realme GT Master Explorer Edition
ハイエンドモデルの「realme GT Master Explorer Edition」のOSはAndroid 11で、realme独自UIの「realme UI 2.0」を搭載。SoCはハイエンド5Gチップセット「Qualcomm Snapdragon 870」を採用しており、実行メモリは8/12GB、ストレージは128/256GBとなっています。
ディスプレイは、6.55インチのSausung製AMOLEDを採用し、解像度は1080×2400のフルHD+の曲面スクリーン。その他、ピーク輝度1100nits、リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート480Hzと妥協のないスペックで、100% DCI-P3の色空間に対応しています。
アウトカメラは三眼構成で、5000万画素のメイン(広角)、1600万画素の超広角、200万画素のマクロカメラを搭載。メインカメラに採用されているSony IMX766は、OPPO Find X3 ProやOnePlus 9 Pro等にも採用されている新しいセンサーで、OIS(光学式手振れ補正)も搭載しています。また、インカメラはパンチホール式で、3200万画素のSony IMX615を採用しています。
その他、Ricohとの提携による「ストリートフォトグラフィーモード」で、プロの写真家の作品のようなストリートスナップや、NOMOCAMとの提携で100年前のKodak製カメラのようなヴィンテージ写真が撮影可能といいます。
バッテリーは4500mAhで、最大65Wの有線急速充電に対応しており、13分で50%、33分で満充電が可能といいます。また、オーディオにはハイレゾ認証のデュアルスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応します。
大きな特徴になっているのが、無印良品のデザインや製品開発等で知られるプロダクトデザイナー深澤直人氏によるスーツケースのような凹凸のあるデザイン。シンプルかつ高級感のあるデザインで、同氏は「スーツケースがまるで手の中にあるような錯覚に陥り、きっと探求心が生まれるでしょう」と語っています。
端末のカラーは、スーツケースデザインがベージュとグレーの2色。通常のフラットな背面デザインのものもあり、こちらはドーン(朝焼け)とホワイトの2色です。寸法は高さ159.9mm、幅72.25mmで全デザイン共通。厚みと重量はスーツケースデザインとその他で異なり、スーツケースデザインが厚み8.8mm、重量183.5g。その他が厚み8mで重量185gとなっています。
realme GT Master Edition
ミドルレンジモデルの「realme GT Master Edition」は、以下の点で「realme GT Master Explorer Edition」とスペックが異なります。
SoCはミドルレンジ5Gチップセット「Qualcomm Snapdragon 778G」を採用しており、実行メモリは8GBのみ。ディスプレイは、6.43インチのSausung製AMOLEDですが、ストレートスクリーンとなっており、ピーク輝度1000nits、タッチサンプリングレート360Hzとなっています。
アウトカメラについては、メインカメラが6400万画素(広角)、超広角が800万画素となっており、メインカメラのセンサーについては不明で、OISも搭載していません。その他、バッテリー容量は4300mAhで、公式サイトを見る限りDolby Atmos対応の記載はありません。
スーツケースデザインについてはグレーのみで、寸法は高さ159.2mm、幅73.5mmで全デザイン共通。厚みと重量はスーツケースデザインとその他で異なり、スーツケースデザインが厚み8.7mm、重量178g。その他が厚み8mで重量174gとなっています。
価格
既に中国では予約が始まっており、7月末に発売されます。価格は、「realme GT Master Explorer Edition」が、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルで2899元(約4万9000円)、メモリ12GB/ストレージ256GBモデルで3199元(約5万4000円)。
「realme GT Master Edition」が、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルで2399元(約4万1000円)、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルで2599元(約4.4万円)となっています。
スペック
スペックは以下の通りです。
realme GT Master Explorer Edition | realme GT Master Edition | |
OS | Android 11, realme UI 2.0 | Android 11, realme UI 2.0 |
SoC | Snapdragon 870 | Snapdragon 778G |
メモリ | 8 / 12GB | 8GB |
ストレージ | 128 / 256GB | 128 / 256GB |
画面 | 6.55型 (1080×2400), 有機EL 120Hzリフレッシュレート 480Hzタッチサンプリングレート |
6.43型 (1080×2400), 有機EL 120Hzリフレッシュレート 360Hzタッチサンプリングレート |
カメラ | 5000万画素メイン + 1600万画素超広角 + 200万画素マクロ |
6400万画素メイン + 800万画素超広角 + 200万画素マクロ |
インカメラ | 3200万画素 | 3200万画素 |
電池 | 4500mAh, 65W急速充電 | 4300mAh, 65W急速充電 |
寸法 | スーツケース型(ベージュ、グレー) 159.9 x 72.5 x 8.8mm, 183.5g フラット型(ドーン、ホワイト) 159.9 x 72.5 x 8.0mm, 185g |
スーツケース型(グレー) 159.2 x 73.5 x 8.7mm, 178g フラット型(ドーン、ホワイト) 159.2 x 73.5 x 8.0mm, 174g |
通信 | 5G SA NR:n41/n78/n1/n3/n5/n8/n28A 5G NSA NR:n41/n77/n78 4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/ B12/B17/B18/B19/B26 4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41 |
5G SA NR:n41/n78/n1/n3/n5/n8/n28A 5G NSA NR:n41/n77/n78 4G FDD-LET: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/ B18/B19/B26/B28A 4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41 |
その他 | デュアルスピーカー, Dolby Atmos | デュアルスピーカー |
本体色 | スーツケース型(ベージュ、グレー), フラット型(ドーン、ホワイト) |
スーツケース型(グレー), フラット型(ドーン、ホワイト) |
realmeはコストパフォーマンスに優れた製品で知られるメーカーですが、本シリーズはそれだけでなく、深澤直人氏によるシンプルで高級感のあるデザインやRicoh、NOMOCAMとの提携によって作られたカメラソフト等、付加価値も十分。日本での展開も含めて同社の今後に注目ですね。