realmeは、中国市場に投入しているハイクラススマホ「realme GT Neo2」をインド向けに発表しました。
realme Indiaの公式サイトでも表記が「realme GT NEO 2」や「realme GT Neo2」と表記ブレが見られますが、それでも先代のrealme GT Neoのインド版にあたる製品は「realme X7 MAX 5G」と命名されていたので、一応インドではこれが初めての「Neo」シリーズといえます。
realme GT Neo2は中国にてすでに発表された機種であり、性能は当然ながらほとんど共通しています。SoCにSnapdragon 870を搭載。ゲーミング向けと謳っており8層の放熱板を採用、熱伝導率の高いダイヤモンド粒子を採用して冷却に用いています。
ストレージは128/256GBでメモリは8/12GBと、先代同様中国版からメモリ6GBの選択肢を削られているものの最大7GBのメモリ拡張に対応しており、合計メモリ量が世界最多のZTE Axon 30の20GBに迫る大容量を実現しています。
ディスプレイは6.62インチの有機ELフルHD+(2400×1080)、リフレッシュレートは120Hzでタッチサンプリングレートは600Hzとかなり高速。カメラは6400万+800万超広角+200万マクロといった構成で、インカメラは1600万画素。
バッテリーは5000mAhで65Wの急速充電に対応。35分で満充電が可能としています。
機能面ではNFCやWi-Fi6に対応、またインド版とのことで対応バンドがかなり少ないと思いきや、バンドは中国版と同等。つまりB8はもちろん、B19や18/26など日本の3大キャリアの必須バンドはすべてクリアしています。Xiaomi、POCOやrealmeはインド市場をかなり重視しており、中国市場のみで取り扱われていたスマホを中国以外で最初に投入することも珍しくありません。面倒な中国版ROMを回避できるというだけでも恩恵はかなりのものです。
本体色は「NEO Blue」「NEO Black」に加えて、主張の激しい「NEO Green」の三色。価格はメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが31999₹、日本円で4万8000円、12/256GBのモデルが35999₹で5万4000円となっています。
今年4月に発表された先代realme GT Neoは同等のチップであるDimensity 1200を搭載しながらrealme GT Neo2と似たようなスペックに仕上げ、それでいながら価格は中国版が3万円強、インド版のrealme X7 Max 5Gが4万円台とフラッグシップキラーとしてふさわしい性能をしていましたが、かなり高くなってしまっている印象を受けます。
realme GT Neo 2(括弧内はインド版) | realme GT Neo(realme X7 Max 5G) | |
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OS | Android 11 | Android 11 |
SoC | Snapdragon 870 | Dimensity 1200 |
メモリ | 6/8/12GB(8/12GB) | 6/8/12GB(8/12GB) |
容量 | 128/256GB | 128/256GB |
画面 | 6.62型 (2400×1080)120Hz 有機EL,600Hzタッチサンプリングレート | 6.43型 (2400×1080)120Hz 有機EL,360Hzタッチサンプリングレート |
カメラ | 6400+800+200万画素 | 6400+800+200万画素 |
インカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
電池 | 5000mAh,65W | 5000mAh,50W |
寸法 | 162.9×75.8×8.96mm,199g | 158.5 x 73.3 x 8.4 mm、179g |
5G | N41(2515-2675MHZ)/N78/N1/N3/N5/N8/N28A),N41(2515-2675MHZ)/N77/N78 | 1/28/40/41/77/78/79 |
LTE | B1 / 2/3/4/5/7/8/18/19/26 / 28A/34 / B38 / B39 / B40 / B41(2515-2675MHz) | 1/2/3/4/5/6/8/28/34/38/39/40/41 |
3G | B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19 | B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 |
その他 | Wi-Fi 6,NFC | Wi-Fi6,NFC,イヤホンジャック |