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ファーウェイ、日本にスマートウォッチ「WATCH FIT mini / GT 3 / GT Runner」投入。

 Huaweiは本日10時、日本向けに新製品を多数発表しました。中でも注目は3種類も発表されたスマートウォッチ。いずれも先月海外で発表されたばかりで、スピード感のある日本発表となります。

HUAWEI WATCH GT 3

 日本でも人気のGTシリーズ最新作。従来通りの円形デザインに新たに回転式クラウンを搭載し、操作しやすくなります。サイズは42mmと46mmの2種類から選択可能。小さなサイズのスマートウォッチは貴重です。どちらも有機ELディスプレイを搭載。

 46mmサイズは「ブラック(スポーツモデル)」「ブラウンレザー(クラシックモデル)」の2つのモデルから選べます。

 42mmサイズは「ブラック(スポーツモデル)」「ホワイトレザー(クラシックモデル)」の2つ。どちらのサイズも海外版に比べてモデルが少なくなっています。個人的には金属バンドの46mmエリートモデルが欲しいと思っていたので残念です(GT 2の時は日本でも発売)。本体素材はステンレス。

 100種類以上のワークアウト計測に加え、新機能「AIランニングコーチ」により、適したランニングプランを提案してくれます。ヘルスケア機能としては睡眠計測、24時間心拍数モニタリング、24時間血中酸素レベル(Spo2)モニタリング、ストレス計測、生理周期予測に対応。さらにリマインド機能が追加され、水分補給などのタイミングを教えてくれます。

 OSはHarmonyOSに変更。グリッド表示やアプリ追加などに対応します。46mmで約14日間、42mmで約7日間と従来通りの長いバッテリー持ち。ワイヤレス充電にも対応。今回から42mmサイズでもマイクを搭載し通話ができるようになります。

 価格はヨーロッパで発表された時にはとても高く感じましたが、日本では3万円台。GT 2から5000前後の値上げとなっています。

46mmブラック 3万1680円
46mmブラウンレザー 3万4980円
42mmブラック 3万580円
42mmホワイトレザー 3万3880円

HUAWEI WATCH GT Runner

Huawei初のランナー向けスマートウォッチ。高級感重視のデザインのGT 3と違って、スポーツ向け腕時計に近いデザインで、カラーはブラックとグレーの2種類。筆者は運動をしないので関係ないなぁと思っていましたが、めちゃくちゃカッコいいですね。トレーニング負荷、実行能力指数、回復時間、高度、天気などのデータを一目で確認できるウォッチフェイスも用意されています(画像右)。

 AIランニングコーチ機能でアプリを通じ詳細なデータを確認できます。

 画期的なフローティングアンテナ構造により、高速で安定したGPS通信が可能に。L1とL5のデュアルバンドや5種類の衛星に対応。ここまでGPS精度の高さをアピールするのは珍しく、かなり正確なルートトラッキングができるようです。多くのスマートウォッチはズレによりジグザグのルートになるのが普通だったので、興味深いです。

 その他、ヘルスケアやバッテリー持ちについては概ねGT 3 46mmと共通。GT 3の約42.6gから約38.5gに若干軽くなり、運動しやすくなっています。

 価格は3万4980円。GT 3のブラウンレザーと同じです。

HUAWEI WACTH FIT mini

 昨年日本でも発売されたHUAWEI WATCH FITのミニバージョン。もはやスマートバンドでは、と思ってしまう小さな縦長デザインです。本体色は同じでバンドの配色が異なる「フロスティホワイト」と「モカブラウン」の2種類で、これまで以上におしゃれな雰囲気。個人的には海外で存在するパープルがとても可愛らしいと思うのですが、日本では発売されないようです。

 この小さなサイズでも14日間のバッテリー持ち、24時間心拍数・血中酸素モニタリングなどに対応します。ただしマイクやGPSは搭載していません。OSについては記載がないため、従来通りのアプリ追加できないLiteOSと思われます。

 価格は1万6280円。通常サイズのHUAWEI WATCH FITやWATCH FIT Newよりも高くなってしまっています。

雑感

 相変わらずHuaweiのスマートウォッチはデザイン性が優れていると感じます。特に今回の新製品はビジネス、スポーティ、おしゃれ向けと様々な需要を網羅していてさすがという印象。

 今年夏にHarmonyOSを搭載し高機能・高性能となったHUAWEI WATCH 3を発売しましたが、どうしても価格が高い上にApple WatchやWear OSに比べアプリが圧倒的に少ないため、苦戦している様子。やはり売れ筋である機能を抑えた低価格モデルに力を入れたいのでしょう。

情報元HUAWEI JAPAN
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