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HUAWEI WATCH GT 3 発表!HarmonyOS搭載で14日間駆動

 Huaweiは10月21日、オーストリアのウィーンで新製品発表会を開催。その中で新型スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3」を発表しました。ちなみに日本で今年発売済みの「HUAWEI WATCH 3」とは異なります。名前やデザインが見ているのでご注意を。

 現在スマートウォッチの世界シェアでAppleに次ぎ2位に位置しているHuawei。これほど人気を集めている要因はやはりHUAWEI WATCH GT・GT 2の大ヒットです。

 GT 2は2019年に発売されており、翌年にはGT 2 Proも登場。しかし今年はGTシリーズではない、Apple WatchやGalaxy Watchのような高機能・高価格モデル「HUAWEI WATCH 3」が登場。そんな中で人気のGTシリーズ最新作は発売されるのか注目されていました。

 前触れなく発表されたGT 3は、今回も46mmと42mmの2つのサイズが存在し、仕様も異なります。

豊富なモデル

 大きめでカッコよさを追求した46mmサイズには「Active Edition」「Classic Edition with Leather Strap」「Elite Edition」の3つのモデルから選べます。

 42mmサイズは「Active Edition」「Elegant Edition with Leather Strap」「Elegant Edition with Milanese Strap」の3つ。こちらはゴツくなくカジュアルな印象を受けます。

 ちなみに筆者はGT 2 42mm エレガント(ゴールド)エディションを購入したことがありますが、商品画像よりも金ピカでかなり派手でした。好みが分かれそう。

GT 2

 市販品と交換可能で、46mmサイズは22mm幅、42mmサイズは20mm幅となっています。専用品を買う必要がないのが良いですね。

デザイン

 GTシリーズらしく普通の腕時計をイメージした丸型。今回はHUAWEI WATCH 3に近いデザインで、GTシリーズとして初めて回転式クラウンを搭載。回すことで画面の切り替え、スクロール、アイコンの拡大・縮小などができます。手が濡れているなどして画面上で細かい操作がしにくい場合でも快適に操作できることをアピール。

 クラウンに加え通常のボタンもあり、ショートカット機能を設定できます。

 素材はステンレス。GT 2 Proでは非常に耐久性の高いチタンだっただけに残念。

 画面は両サイズとも466×466のAMOLED。46mmサイズは1.43インチ、42mmサイズは1.32インチ。特に42mmサイズはGT 2より大画面・高画素化しています。

ヘルスモニター

 引き続き24時間心拍数・血中酸素レベル(Spo2)・ストレスモニタリングや睡眠計測、生理周期予測に対応。センサーやAIアルゴリズムがアップグレードされ、激しい運動中でも正確にデータが測定できるようになっています。Huaweiが血圧測定対応のスマートウォッチを開発中との噂がありますが、今回は対応していません。

 新たにリマインド機能が追加。「水分補給」「深呼吸」などの健康習慣作りに役立てることができます。

 また、スペックを確認すると温度センサーとの記載があります。これはHUAWEI WATCH 3で初対応したもの。GT 3でも皮膚温を測定できるのかも知れません。なお、いずれの機能も医療目的での使用はできません。

ワークアウト計測

 ランニングやサイクリングだけでなく縄跳びやスキーなど100種類以上ものスポーツモードを搭載。5 ATM防水なのでもちろん水泳にも使えます。GPSを利用して通ってきた道を戻るルートバック機能も引き続き利用可能。

 そして新たに追加された機能が「AIランニングコーチ」。過去のランニングデータに基づいて自分のレベルに合ったランニングプランを提案してくれます。

HarmonyOS搭載

 GT 2 ProやWATCH 3同様、ワイヤレス充電に対応します。これは嬉しい。もちろん専用充電器も付属します。

 GT 2では46mmサイズにのみ搭載されていたスピーカーが42mmサイズにも搭載され、通話も可能になりました。サイズによる機能の差は無くなったようです。両サイズでBluetoothイヤホンを接続せずにウォッチ本体に保存した音楽を再生したり通話したりすることも可能。ただし単体でモバイルデータ通信ができるわけではなく、スマホと接続している必要があるので通話に関してはイマイチ使い所が分かりません。

 今までのGTシリーズにはLiteOSが搭載されていましたが、GT 3にはHarmonyOS 2が搭載されていることがハンズオン動画で確認できます。

 これによりメニュー画面がグリッド表示に対応するなどUIに変更が加えられ、さらにHUAWEI AppGalleryからアプリをインストールすることができるように。

 また、公式サイトでは音声認識しているような表示があり、HUAWEI WATCHシリーズは音声アシスタントが使えないという欠点があるので克服されるのかと期待してしまいますが、詳細は不明。そもそもHuaweiの音声アシスタント「Celia」は日本語非対応。

 HarmonyOSはHUAWEI WATCH 3にも搭載されており高機能ですが、その分バッテリー消費が激しくWATCH 3はバッテリー持ちが約3日間。しかしGT 3は46mmで約14日間、42mmで約7日間と従来通りの長いバッテリー持ち。これはどうしてなのでしょうか。

 WATCH 3は画面のリフレッシュレートの高さやアニメーションの豊かさ、機能の豊富さが宣伝されているのに対しGT 3はほとんど触れられていません。また、実行メモリはWATCH 3が2GBに対しGT 3は32MBと大幅な差。つまり、同じHarmonyOSでもGT 3は機能や動作が制限されているのかも知れません。

価格

 価格は46mmが349ユーロ(約4万6000円)から、42mmが329ユーロ(約4万3000円)から(モデルによって異なる)と、GT 2やGT 2 Proの約2.5〜4万円の価格設定と比べてかなり高め。ここまで高価格化するような進化点は無さそうに見えますが、どうしてしまったのでしょうか。

 Huaweiは日本でもスマートウォッチを積極的に発売しているため、GT 3も近いうちにアナウンスがあるとみられます。できるだけ価格を抑えて欲しいですね。

雑感

 筆者はHUAWEI WATCH GT 2 Proを発売当初からずっと愛用しており、デザインやバッテリー関連に非常に満足しています。新型ということでGT 3にとてもワクワクしていましたが、冷静に考えるとGT 2 Proから買い換える意味はあまり無いかも知れません。一部アプリはGT 2 Proでもインストールできます。むしろ素材(耐久性)の面ではGT 2 Proの方が優れています。

 回転式クラウンやHarmonyOSに高価格化するほどの価値があるのでしょうか。まだ本製品の詳しい機能面・動作面は不明なので、今後の情報に注目していきたいです。

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