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日本未発売、制裁下「HUAWEI P50 Pro」の実力は?海外レビュワーも高評価

 2021年にリリースされたスマートフォンの中でもトップクラスのカメラ性能を誇る「HUAWEI P50 Pro」ですが、海外ではどのような評価を受けているのでしょうか?

 香港のガジェット系YouTuber、Ben氏がテストし、一部「Galaxy S21 Ultra 5G」、「iPhone 12 Pro」との比較も踏まえてレビューしています。

 ハードウェアスペックはCPUが「Kirin 9000」(または「Snapdragon 888」)、実行メモリ8GB、内蔵ストレージ256GB、ディスプレイは6.6型120Hzリフレッシュレートの両端のみエッジがカーブした画面で、Huawei初の120Hz対応デバイスです。またスピーカーが貧弱だったP40より改善がされており、こちらはステレオスピーカー装備。音質は大きく向上しています。

 基本ソフトウェアとして「HarmonyOS 2」が標準インストールされており、iPadOS 15と似たインターフェースで画面の好きな場所どこでもウィジェットを配置可能です。標準の写真アプリを上スワイプすればミニウィジェットが起動し直前に撮った写真を確認することもできます。Google非対応のためGoogle純正のアプリをインストールはできませんが、標準のメールアプリやMicrosoft OutlookでGmailのチェックしたりブラウザからYouTubeを視聴するなど間接的に使用することは可能です。

 ではカメラの性能はどうでしょうか。カメラのスペックは以下の通りとなっています。

  • メイン:5000万画素、2F値1.8、OIS
  • モノクロ:4000万画素、F値1.6
  • 超広角:1300万画素、F値2.2
  • 望遠:6400万画素、光学3.5倍、OIS
  • フロント:1300万画素、F値2.4

 動画ではまず初めに市街地を自撮りで録画しながらテストをしていますが、「背面に搭載されたマイクのおかげで周囲の騒音にもかかわらず声がクリアに録音できており、Vlogに適していると思います」と評価しています。

 メインカメラ。猫の毛並みが一本一本立体的に表現されていて圧倒的な美しさです。

 こちらはGalaxy S21 Ultra 5G、iPhone 12 Proとのメインカメラ比較。

 続いて超広角カメラの比較。

 望遠カメラをGalaxy S21 Ultra 5Gと1倍、10倍での比較。夜景ではP50の方が明らかに高い性能を発揮するようです。10倍ではその差は歴然ですね。

 モノクロ写真。専用にカメラを一つ搭載しているだけ豊かな階調。

 こちらはナイトモードoffの状態で暗所の撮影。低照度での強みを見せつけました。

 最後にバッテリーライフの検証。P50 Proは4360mAhのバッテリーを搭載しています。テストでは2.5時間程度の間写真と動画を撮り続けて24%程度の減少値でした。「一時間あたり10%強消費する計算になるので丸一日はもちませんが、ヘビーに使ってもこの程度の減りで抑えられているのは悪くはないでしょう」と感想を述べています。

 Ben氏は「Huaweiはこれまで最大容量のバッテリー、最高数の画素に最大の画像センサーなどスペックの数値上で他社より抜きん出たデバイスを出してきました。P50 Proは数値上では他社のフラッグシップモデルと比べても最高ではありません。しかし実際のパフォーマンスは数値より圧倒的に優れており、驚きました。これはおそらくHuaweiの新しい戦略でしょう」と考察しています。

 「ポートレート撮影モードを起動すらしなくても背景には滑らかなぼかしがかかり、メインの被写体はシャープな輪郭ではっきり区別されます。画像センサーがそれほど大きくないにもかかわらず、低照度撮影でもナイトモードoffならS21 Ultraに勝るほどです」と、数値上のスペックより遥かに高いパフォーマンスを誇るカメラ性能を高く評価。逆にやや期待外れだったのはバッテリーライフだったとのこと。

 GMS非搭載により西側での使用は絶望的なHuawei旗艦級スマホですが、カメラや電池持ちなど基礎的な部分では優れた評価を受けているようです。

情報元YouTube
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