OnePlusより新ハイエンドスマホ、「OnePlus 10 Pro」が発表されましたが、早速イギリスの著名YouTuber、SuperSaf氏が概要を紹介、所感を述べています。
デザイン的には先代OnePlus 9と大体同じですが、今回はエッジまで拡張されたカメラモジュールが搭載されています。これは「Samsung Galaxy S21 Ultra」にインスピレーションを受けたデザインと思われますがデザインとしては「良い」と評価。
先代からのメジャーな改善点は6.7型、120HzのFluid AMOLEDディスプレイです。1~120Hzまで切り替え可能な第二世代のLTPOスクリーンで、デュアルカラー補正のため低照度と高照度両方においてより自然な色合いを可能にしています。SuperSaf氏は「これまでもOnePlus製のデバイスは素晴らしいディスプレイを搭載してきたので、今回も良いものが来るでしょう」と意見を述べています。
OnePlus 10 Proはカメラメーカー、Hasselbladとの提携の元よりパワフルなカメラを搭載しています。「OnePlus 9 Proはカメラの性能面では他社の製品より特別勝った点はありませんでしたが、今回はその点改善を期待したい」とのこと。
メインは4800万画素F値1.8の光学手ブレ補正付きカメラ。Sony IMX789センサーが搭載され、10ビットカラーでの写真撮影が可能。これはなんとOnePlus 9 Proの64倍もの色処理が可能になっています。
同氏が個人的に一番注目しているのは超広角カメラ。5000万画素で150°までの射角に対応しています。一般的なスマホの超広角は125°までですが、150°対応によって魚眼レンズ的エフェクトも可能になります。さらに800万画素3.3倍光学ズームの望遠カメラが搭載されています。
第二世代Hasselbald ProモードでISOやシャッタースピードのコントロールが可能。RAW+モードも搭載し、ノイズ低減を実現。
動画撮影は4K120FPSと8K24FPSに対応。LOGモード撮影対応によってダイナミックレンジなど色合いの細かい調節が可能です。
インカメラは3200万画素、1080P30FPS対応。こちらはあまり改善が無く他社製品と比較しても貧弱なスペックで、先代でも同氏が不満に思っていたポイントだったそうですが今回も改善は残念ながらありませんでした。「2021年、2022年のモデルなら4Kは欲しいところでした」と不満をこぼしています。
OnePlus 10 Proは今年のフラッグシップチップセットである「Snapdragon 8 Gen 1」をSoCに採用。”Fast and Smooth”というOnePlusのモットーを体現したスペックといえ、同氏も触れ込み通り高速な一台になるだろうと予測しています。
OSはAndroid 12ベースの「Oxygen OS 12」がEU・US市場向けにプリインストールされ、中国市場向けのモデルは「ColorOS 12」が搭載されます。昨年Oxygen OSがOnePlusの親会社であるOPPOのColorOSと統合されたためOS面でもOPPO製品に似た要素が出てくるのだろうと予測しており、同氏的には「ColorOSにも良い機能がいろいろあるので悪いことではない」といった感想です。
スピーカーはDolby Atmos対応のデュアルステレオスピーカーでヘッドフォンジャック非搭載。バッテリーは5000mAhで、80W充電に対応しています。これはOPPO由来の技術で「SuperVOOC フラッシュチャージ」と呼ばれ、1%から100%まで32分間でフル充電が完了します。さらに別売りチャージャーを使用すれば50W AirVOOCワイヤレス充電が可能で、こちらは47分間でのフル充電が可能。リバース充電機能も付いています。
価格は128GBのモデルで4700元(8万5000円程度)ですが、税や輸送費なども考慮するとグローバル版は950ドル(10万5000円)程度になるのではないかと予測しています。
中国国外での発売日は未だ正確には不明ですが、OnePlusによると年内の発売を予定しているそうです。
最後に所感としてSuperSaf氏は「個人的にはOnePlus 10 Proは楽しみですが、中国市場版ではなくグローバル版がリリースされ、ある程度当初の熱が冷めたタイミングで落ち着いて本機の実力や評価を見てみたいです」と語っています。