vivoは、4月11日に行われていた新製品発表会にて、同社初のタブレットである「vivo Pad」を発表しました。
vivo PadはSoCにSnapdragon 870を搭載。Snapdragon 865 Plusのクロップアップ版で、Xiaomi Pad 5 ProやOPPO Padなどのハイコスパタブレットに多く搭載されています。中国を圧巻するMOBAゲームの「王者栄耀」や原神を手掛けたmiHoYoによる「崩壊3rd」などが90または120fpsで動くことをアピールしています。
放熱面積は1万3626.6㎟。面積を伸ばしやすいタブレットとしては平凡な大きさ、ストレージは128/256GB、メモリは8GBのみと選択肢は乏しいです。
ディスプレイは11インチのWQHD+(2560×1600)液晶。リフレッシュレートは120Hz、10億色での表示に対応するなど、おおむねXiaomi Pad 5などと同様のスペックです。
スピーカーは四辺にそれぞれ配置されており、Dolby VisionおよびDolby Atmosに対応。イヤホンジャックは備わっていませんが、USB-C端子は珍しくUSB 3.1に対応し、DisplayPort Alternate Modeにより最大4K/60Hzで外部画面出力も行えます。
スタイラスペンによる手書き入力に対応。ワコム製ペンであるとアピールしているので、Xiaomiと異なり非純正ペンとの互換性も存在するかもしれません。
カメラは2眼で、1300万画素メイン+800万画素の超広角という構成。どこかHuawei P50シリーズを彷彿とさせるような形状となっています。
インカメラは800万画素ですが、別途ToFセンサーもそなえるようです。
本体の外観は構成要素を減らしたシンプルなものに仕上がっています。背面を構成する要素は、vivoとDolbyのロゴ、キーボードを接続する金属接点とカメラのみというシンプルさ。タブレットとしては珍しく、NFCに対応。バッテリーは8040mAh、44Wでの急速充電に対応します。
また継ぎ目やアンテナを目立ちにくくしたとのこと。本体の厚みは6.55mm、重量は489g。iPad 9世代(487~498g)、OPPO Pad(507g)、Xiaomi Pad 5(511g)といった競合機種と比べてかなり軽量な部類に入っています。
本体色はグレーとブルーの二色。アルミニウム合金で構成されており、先述の非常に通りシンプルなデザイン。
vivoのタブレット向けOSの名称はOriginOS HDとなったようです。機能面では競合のタブレット向けOSと同じようにマルチタスクや大画面への最適化、スマホとの強い連携が主軸です。
OriginOS HDは手書き入力・認識に対応するだけでなく、すでに認識した文字を取り消し線を引いて削除することができるなど、タブレット向けカスタムUIとしての仕上がりにはかなり期待できそう。
価格は最廉価の8/128GBモデルが2499元、日本円にしておよそ4万9000円。Vivo直営店をはじめとしたいくつかのオンラインストアで4月15日から販売を開始します。
OS | Origin OS HD(Androidバージョン明記なし) |
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SoC | Snapdragon 870 |
メモリ | 8GB |
容量 | 128/256GB |
画面 | 11インチWQHD+(2560×1600)液晶 リフレッシュレート120Hz |
カメラ | 1300万+800万超広角 |
インカメラ | 800万+ToF |
電池 | 8040mAh,44W |
寸法 | 253.15×164.71×6.55mm 489g |
その他 | Wi-Fi 6,NFC |
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