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昨年比571%の成長、縦折Galaxy Z Flip3爆売れ?「折りたたみスマホ」市場急拡大の実態が明らかに

 ディスプレイ関連の市場調査会社DSCCは、2022年第1四半期の折りたたみスマートフォン市場における出荷台数の調査結果を発表しました。

 同社の調査によると、2022年第1四半期では、前年の同時期と比較して571%増加した、222万台の折りたたみスマートフォンが出荷されたとのこと。

 企業別ではSamsungが大半の74%のシェアを占め、依然として市場のトップを走っています。

(画像出典:DSCC)

 特に、2021年に発売された縦折り「Galaxy Z Flip3 5G」によって、折りたたみスマートフォンを利用するユーザーは急激に増加し、2022年第1四半期に出荷されたすべての折りたたみスマートフォンのうち51%を同端末が占めるなど、市場内でもかなり優位に立っています。

 一方、Samsung以外の企業では、米国からの禁輸制裁措置などによって苦しんでいたHuaweiが急成長。2021年第4四半期に発表した「Huawei P50 Pocket」は、出荷台数において19%を占めており、Samsungに次ぐ第2の折りたたみスマートフォンメーカーとなっています。

(画像出典:DSCC)

 市場の統計から、出荷のほとんどを縦折り式スマートフォンが占めており、そのコンパクトさや利便性などの観点から、ユーザの圧倒的な支持を得ていることがわかります。

 また、初代Galaxy Z Flipの国内版価格が約19万円だったのに対し、最新のGalaxy Z Flip3 5Gの国内版価格は約15万円になるなど、折りたたみスマートフォンの価格は年々手頃に。

 今後登場が見込まれる「Galaxy Z Flip4」では、より安価になることが予想されており、市場の更なる拡大が予想されます。

 また、Huaweiの市場における成長も気になるところ。発展途上である折りたたみスマートフォン市場において、Google関連サービス(GMS)や5Gといった西側製品に必須となりつつある機能を欠いても、これだけの存在感を見せているのには驚きです。

 AppleやGoogleといった大手他社による折りたたみスマートフォンの投入も予想されており、今後数年間で市場がどう動くのか、注目が集まっています。

情報元DSCC
経由GSMArena
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