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Meta次期VR「Project Cambria」のCADデータがリークされる。

(画像出典:Brad Lynch)

 Metaが開発中の次期VRヘッドセット「Project Cambria」に関して、同デバイスのものとみられるCADデータが、XR関連アナリストのBrad Lynch氏によってリークされました。

 同氏は、自身のPatreonページ上で、詳しい解説とともに数枚のCADデータを公開。画像からは、「Project Cambria」とみられるデバイスの詳しい設計や構造を確認することができます。

 一枚目の画像は、本体側面左側を示す画像。装着時、目のちょうど左上あたりの部分にUSB Type-C端子があるほか、ヘッドバンド部付近にはケーブル固定用とみられるクリップも存在しています。このクリップが存在するということは、VRヘッドセット使用中にケーブルを接続する場合があることが想定されており、完全ワイヤレスの設計ではない可能性があります。

 ただしBrad Lynch氏は、「Project CambriaがWi-Fi 6Eによる高速通信に確実に対応する」としており、依然としてワイヤレス接続にも対応するとの見方を示しています。

(画像出典:Brad Lynch)

 また、二枚目の側面内部を示す画像には、VRヘッドセットの本体と、ヘッドバンド部を繋ぐ太いケーブルがあり、これは、ヘッドバンド部に搭載されたバッテリーから電源を供給するためのものであるとのこと。ヘッドバンドの長さを調節する際に、サイズを一番短く設定すると、画像のようにケーブルを曲げて折り畳まれるようです。

(画像出典:Brad Lynch)

 内側レンズ部の設計も変更。「レンズ自体をつかんで動かす」ことで瞳孔間距離を設定するため、Meta Quest 2と比較して調節がスムーズにできるようになっており、より使い心地が良くなるとも。

(画像出典:Brad Lynch)

 本体正面からの画像には、左右にそれぞれ「glacier」高精度モノクロカメラが、そして中央部には、「teton」と呼ばれるRGBカメラが1つ搭載されています。この中央のカメラが、カラー映像でのMRを実現可能にしています。

(画像出典:Brad Lynch)

 このほか、Brad Lynch氏は、詳しい仕様も予測。情報によると、SoCにはSnapdragon XR2+ Gen 1を、内蔵ストレージとして256GBのSSDが、実行メモリは12GBであり、解像度2160×2160のmini LEDディスプレイと、最大5000mAhのバッテリーを搭載する模様です。

 「Project Cambria」の外観デザインや、仕様に関する詳しい情報は、未だ明らかとなっていません。ただし、本体価格についてMetaは「800ドル(約10万5000円)より高価となる可能性が高い」としており、高性能であり、かつ価格もこれまでのMeta Questシリーズの中で最も高価な端末であるとの見方が強まっています。

情報元Patreon
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