Samsungは、今から約6年半前の2016年2月に発表された、「Galaxy S7」「Galaxy S7 Edge」と、2017年3月に発表された「Galaxy S8」「Galaxy S8+」の一部の国のモデルに対して、2022年8月19日に新たなファームウェアアップデートの配信を開始しました。
今回の更新によって、Galaxy S7シリーズとGalaxy S8シリーズのファームウェアバージョンは、それぞれ「G93xFXXU8EVG3」「G95xFXXUCDVG4」となります。
アップデートの内容は、GPSの安定性向上であり、Galaxy S7シリーズは約2年ぶり、Galaxy S8シリーズも約1年ぶりのアップデート。なお、セキュリティパッチは更新されません。
国内企業をはじめとする多くのAndroid端末を販売するメーカーでは、Androidのメジャーアップデートやセキュリティパッチはもちろんのこと、重大なバグ等が発見されても、サポート対象外を理由にアップデートを配信しないことがほとんどです。そんな中で、長期にわたるソフトウェアのサポートを展開するSamsungには、非常に好感が持てます。
なお、GalaxyClubによると、今回配信されたものと同内容のアップデートが、今後Galaxy S6シリーズやGalaxy S9シリーズに向けても配信される見込みであるとのこと。
国内版へのアップデート提供有無については、海外版で提供されているはずのアップデートが国内版には未提供であることを踏まえると、国内キャリアからの配信はない可能性が高いものと予想されます。