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ASUS幹部もビックリ。599ドルMacBook Neoの衝撃とは

 599ドルのMacが、PC業界の常識を壊しにきた

 教育向けなら499ドル。その価格が、Windowsノートの牙城に静かにヒビを入れました。Appleが3月に発表したMacBook Neoは、13型アルミ筐体にA18 Pro搭載、バッテリー最大16時間。3月11日発売。PC市場に衝撃を与えています。

 ASUS側の反応が象徴的です。決算説明会で共同CEOのS.Y. Hsu氏がMacBook Neoに直接言及し、「Appleはずっと高価格路線だった。そこからこれほど手頃な製品を出してきたのは、業界全体にとって明らかにショックだ」と率直に認めました。「PC業界では、この製品にどう対抗するかという議論がすでに数多く交わされている」とも。

 そのうえでHsu氏は、8GB固定で増設不可のユニファイドメモリを挙げ、MacBook NeoはiPadに近い「コンテンツ消費デバイス」であり主流ノートとは用途が異なると主張しています。ただ9to5Macはこの見立てを、かつてスティーブ・バルマーがiPhoneを一蹴した逸話になぞらえていて、なかなか手厳しいですね。なおASUSは2025年後半にはすでにMacBook Neoの情報を掴み、内部で対策を進めていたそうです。

 「ユニファイドメモリ」とは、CPUとGPUが同じメモリを共有する仕組みです。Apple Siliconではこれを一本化し、必要に応じてどちらにも割り振れるようにしています。データコピーが減って効率は良い反面、あとからの増設はできません。

 TrendForceによれば、Appleがこの価格帯に踏み込めるのは、自社チップで外部依存を減らし仕様を絞り、購買力を集中できるサプライチェーンがあるからです。対するWindows陣営はメモリとCPUの値上がりに直面しており、900ドル級ノートで小売価格が4割近く上振れしかねないとの試算も出ています。競合機が値上がりする中でAppleが599ドルを維持できれば、売り場でのインパクトは大きそうです。

 学生や初Mac層を早期に取り込み、macOSとサービスのエコシステムにつなぎ止められるか。TrendForceもMacBook Neoを「価格帯を下へ広げ、ブランド定着を育てる一手」とみています。PC業界の競争はさらなる激化が予想されます。

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