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Galaxyの拡張モジュール「GoodLock」にファイル共有アプリ登場。iOSやPCにも対応

 Samsungは、同社が開発する拡張モジュールのGood Lock内において、新たに端末間ファイル共有アプリである「Dropship」を公開しました。

 「Dropship」は、様々なファイルをGalaxy端末とその他の端末の間で共有できるアプリ。なんと「Dropship」は、iOS版アプリがAppStoreにおいて利用可能であるほか、Webブラウザ版も用意されており、Galaxyだけでなく他のAndroid端末やiOS端末、WindowsやmacOSなどの異なるOSのデバイスへのファイル共有が可能となっています。

 なお現時点では、「Dropship」は韓国国内にのみ展開されており、韓国のSamsungアカウントを持つユーザーのみ利用可能。AppStoreのアプリも、所在地が韓国となっていないAppleアカウントからはアクセスできません。

 筆者は、この機能をいち早くテストするべく、最新のGalaxy端末をリモートでテストできる、Samsung DevelopersのRemote Test Lab(RTL)を使い、韓国に設置されている韓国版Galaxy S22(Android 13,OneUI 5.0)を利用して実際に機能を試してみました。

 「Dropship」の機能は極めてシンプルであり、ファイル送信・ファイル受信と、送信履歴の確認が行えるようになっています。また、Web版やiOSにおいてもデザインが統一されており、とてもわかりやすいです。

Web版Dropshipの画面

 早速、実際にファイルを共有してみました。

 ファイルの共有リンクは2つの種類から選択でき、片方は6桁の数字のみのもの、もう片方は、任意の文字列と数字の組み合わせによるもの。前者の場合は「g2sh.me/xxxxxx」となり、後者は「g2sh.me/oooo/xxxxxx」のURLになります。また、最大10桁のアクセスパスワードも設定可能。アップロード完了後に表示されるQRコードにこのURLが設定されます。

 もちろん、各アプリの共有ボタンから「Dropship」を呼び出して即座に共有することも可能。

 iOS版「Dropship」の動作も試してみました。ファイルのダウンロードはもちろんのこと、iPhoneからもファイルのアップロードと共有ができます。Samsungアカウント自体は誰でもどの端末からも作成できるため、Galaxyを持っていないユーザーであっても利用できます。

 「Dropship」アプリがインストールされていない端末やPCなどでは、Web版(https://g2sh.me)からアクセス可能。Samsungアカウントにサインインしていなくても、共有されたファイルのダウンロードができ、さらにサインインするとWeb版であってもファイルの共有が行えます。

 現在のところ、ファイルの有効期限は24時間(1日)までとなっており、それ以上の期間ファイルを共有することはできません。ただ、アップロードできるファイルの容量は最大5GBと、用途によっては十分。

 筆者は、メインスマートフォンがGalaxy Z Flip3 5G、メインPCがMacBook Airであり、執筆に必要な動画や写真をPCへ送信する際には大体Google Photoかギガファイル便を使用していました。今回韓国にあるリモート端末から画面録画の動画ファイルを受信する際にDropshipを利用しましたが、共有ボタンからファイルを共有できるのはやはり便利だと感じました。

 もちろん、AirDropやQuickShareなど、BluetoothやWi-Fi Directを利用したファイル共有より手間はかかるものの、GalaxyからだけでなくiPhoneからも、Webからもファイル共有できるのは大きなポイントです。

 今後韓国以外でも「Dropship」が利用になるかは不明ですが、Good Lockモジュールが展開されていない日本国内では、同様にこの機能も展開されないものと予想されます。

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