Googleは、パーソナライゼーション機能を搭載した新しい実験的なGeminiの提供を開始したと発表しました。本日からウェブ上のGeminiおよびGemini Advancedユーザー向けに提供が開始され、モバイル版でも徐々に展開される予定です。45以上の言語に対応し、世界の大多数の国で利用可能となっています。
この新機能により、Geminiはユーザーの検索履歴を活用して、個人の興味や関心に合わせた反応を提供できるようになります。
Experimental Gemini 2.0 Flash Thinkingモデルを採用したこの機能は、ユーザーの許可を得た上で、まずはGoogle検索履歴と連携し、より的確で個人に最適化された回答を提供するとのことです。今後数カ月のうちには、GoogleフォトやYouTubeなど他のGoogleアプリやサービスとの連携も予定されており、ユーザーの活動や好みをより広く理解した上で、より共感できる回答を提供できるようになるとしています。
利用方法は簡単で、Geminiアプリで「パーソナライゼーション(実験的)」をモデルのドロップダウンメニューから選択するだけです。その後、プロンプトを入力すると、Geminiはそれを分析し、検索履歴が回答の質を向上させるかどうかを判断します。
ユーザーがパーソナライゼーション機能を選択し、検索履歴との連携を許可し、ウェブ&アプリのアクティビティがオンになっている場合にのみ、検索履歴にアクセスするとのことです。ユーザーは自分の情報をコントロールでき、いつでも簡単にGeminiと検索履歴の連携を解除することが可能だそうです。
プライバシーとデータ管理についても、明確な通知、データソースの透明性、データコントロールという3つの堅牢な保護機能を実装。Geminiはユーザーの検索履歴やその他のアプリに接続する前に必ず許可を求め、パーソナライズされた回答にどのデータソースが使用されたかを完全に明示するそうです。